断るべき?それとも挑戦?私が“ワイルド”を選んだ理由 | 人生の果実を味わう彫金職人の暮らし フィレンツェ物作り物語

人生の果実を味わう彫金職人の暮らし フィレンツェ物作り物語

フィレンツェ在住26年の、ジュエリークリエーターKaorukoが、物作りについて、イタリア子育て生活をまじえながらお伝えします。

迷ったら、

ワイルドな方を選べ!


で日々を過ごし始めたら、

本当に毎日が激しくなってきた今日この頃です。



皆さま

おはようございます。


素敵なゴールデンウィークをお過ごしでしょうか?



私は制作のスピードを突然上げ始めました。




と言うのも、

老舗チョコレート店,

ヴェストリ



を、急遽お手伝いすることになり、


いっきに制作時間が少なくなりそうな予感がしたから。



このお話が来たのが、先週。


一瞬お断りした方が賢明かとも思ったのだけれど、


自分自身に


「どっちを選ぶ方がワイルド?」

と問うてみて、決断。



ワイルドすぎて、またマイルドな日々に戻りたくなるかもしれないけれど、


まあ、挑戦してみよう!



そんな風に思い、

お店をのぞきに行く。




来週から来てと言われていたが、

まさか何も教えられないまま、最初から一人ではないよね?



と思って、既にそちらで働いている日本人の方にお話をうかがおうとお店に向かうと、

そこにはジェラートの長蛇の列があった。



彼女はてんやわんやで、話をする余裕は皆無。


しばらく、店内のチョコレートを手に取ったり、

彼女が店内を軽やかに駆け回る様子を観察していた。



ようやく時間が空いたところでお話をする。




やはり、これらの仕事を一人でこなす必要があるらしいことが

分かる。



最初の一週間や三日間は、

彼女と一緒の時間に見習いとして働いてみて、

それから一人で!

ということを提案された。


私は、正直、ジェラートの長蛇の列を一人でさばく

彼女の姿を見て


「私にできるのだろうか?」

と。



これが本音だった。




しかし、漕ぎ出した船。


できるかどうかはやって見なくては分からない。


翌週の約束をして店を後にする。



そして、不安を抱えながらも作業台へ戻る。





作品と向き合っていると、だんだん落ち着いて来る。



「頼まれごとを、にこにこしながら受け入れていくこと。」

小林正観さんの言葉が思い出された。


自分にできることを

できる形で、精一杯

社会に提供していけばよい。



それが幸せに生きるための秘訣なのだと思う。



自分のもとに来たこのチョコレート屋さんお手伝いのお話も

その一つ。


異なる素材に触れる時間も、

形を生み出す感覚はどこか共通していて、


チョコレートの質感や色の重なりが、

これからの制作にも静かに影響していくように

感じれる。




わくわくと不安のない混ぜの気持ちで、

その晩の遅く、家族3人で

「マイケル」



を映画館に観に行く。


勉強に追われて忙しい次女を連れ出し、

彼女が興味を持っていた映画に一緒に行くことになった。



これまた、時間が遅いから、制作で追われているから

またにしよう!


そんなことを言っていては機会を逃す。


これまたワイルドはどっち?

の選択で決行!



さて、映画はどうだったかというと

マイケル ジャクソンの歌と踊りが満載で

いっきにテンションが上がった。


映画を見ながら、スリラーやビリージーンなどが流行った頃、

小学校の廊下で、みんなムーンウォークを真似していたことなどを

思い出した。



マイケルが整形して顔が変わっていく様子も

きちんと再現されていて、現代の舞台メイク技術にも驚かされる。


あとで調べて見て分かったのだが、

マイケルの甥っ子がこの役をやっているということもあり、

骨格的にも似ていたらしい。


そしてダンスも素晴らしかった。

マイケルの実の映像とのミックスなのかと見紛うほどだった。


ちょっと残念に思ったことは、


彼の死までは語られなかったところ。


やっぱり伝記映画や伝記小説は最後まで語られてなんぼ!

だと思うのは、私だけではないと思う。


でも映画館の帰り道、皆で

はなうたを歌いつつ、踊りながら帰る。



こうして、私のワイルドな夜は

家族と共に更けていった。



てっせんペンダント 925シルバー 西洋彫り




日々のフィレンツェの光や時間の中で、ひとつひとつ手作業で制作しています。


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