猫の本を読み愛猫との暮らしを愛しむ | 人生の果実を味わう彫金職人の暮らし フィレンツェ物作り物語

人生の果実を味わう彫金職人の暮らし フィレンツェ物作り物語

フィレンツェ在住26年の、ジュエリークリエーターKaorukoが、物作りについて、イタリア子育て生活をまじえながらお伝えします。

日本の皆様


おはようございます。



あっという間に今週も週末がやって来る。


毎週恒例の日本人の友人たちとのダブルスを楽しみ、

テニスで汗を流した後のビールを堪能し、


家に帰ってシャワーを浴びて、ATPマイアミオープンを見ながら昼寝の時間を貪る。


最高である。


愛猫と共にベッドに潜り込むのが通常だが、今日はどうしたことか彼はクローゼットの中で昼寝を開始したようで、一向にやって来ない。


私が起き出して、彫金作業に向かう前の次女とのおやつタイムに、愛猫ものこのこ顔を出す。

友人が作って持って来てくれたティラミスの甘味がスポーツ後の疲労感が抜けない身体に、じんわりと沁み入る。


再度ベッドに戻ったならば、彼もきっとついて来るのだろうが、土日でも彫金作業を進めたい思いが強いので、怠け心を断ち切って、作業台へ向かう。




猫を題材にした小説やエッセイは、気にかかりつつも猫が死んでしまうシーンが出て来ると苦しくてしようがないので、あまり読まない。


夜眠る前に、軽く読書をして、その後オーディオブックを聴きながら寝落ちするのが常なのだが、

ここのところ、猫テーマの書籍をなぜだが選ぶようになった。



これを聞いて、とてもほっこりとなる。悲しいところは寝落ちしていてあまり記憶になかったのも良かった。

いなくなった後の飼い主を心配して、一日猫のかぶりものをかぶって愛猫の魂がやって来るところも、心温まった。


これに気を良くして、次は、これを聞いた。



これも良かった。

パリまで猫を愛猫を連れて行く作者。パリでの生活を彩り豊かに描写されている。


でも私は愛猫の最期がやっぱり辛い。

その部分に来ると、苦しくて涙が止まらなくなる。


物語は最初の猫が旅立った後、日本で二匹の雄猫を飼い、そこに加わった捨て猫との暮らしへと話はつながって行くのだが、

この捨て猫だった雌猫ちゃんが体調も回復した時に、あっという間に転移する癌が見つかり、作者は精神的にどん底に突き落とされる。


私は、もうこれ以上聞き進めることができなかった。


動物を飼うと

避けては通れないのが、

見送ること。


人間の方が寿命が長いから、子猫や子犬の時に飼い始めても、結局見送る時はやって来る。


私も幼い時から、猫を飼っていたのだが、死んで行った猫たちを思い出すと息が詰まる。

こたつの布団の上で、丸くなったまま死んでしまった拾って来た子猫は、肺炎から助けてやることができなかった。


幼稚園の時は、愛猫が他の旅館から出発する観光バスに轢かれるのを目撃してしまった。


あまりのショックに記憶が飛んでいる。

悲しかったという感覚さえ覚えていない。


見届けることが、動物を飼うこととワンセットであるため、

子供たちにせがまれても、コロナ前までは、うんと首をふらなかった私。


日本に毎年帰国しながら、猫や犬の管理を人に頼むのも心苦しい。

こういう思いがあったため、子供たちの熱望を却下し続けていたが、


コロナでの長いロックダウンを経て、心が弱った。というか、

色々な

絶対という感覚が、


破壊された。


やりたいことをやらなくちゃな。


難しいと思っていることも、なんとかなるかも。


これらの思いは後付けであるにしても、


ああ、もういいや、飼いたかったら飼えば良い。


そんな思いで、OKする。


愛猫はウンブリア州グッビォのアグリツーリズモから、長々と車に揺られてわが家へやって来た。

次女が選んだ可愛くて大人しい子。


雌猫のつもりが途中で雄だと分かり、名前がルルちゃんからルイ君へと変更を余儀なくされたが、

次女の言った通り、大人しくて気立の優しい子だった。





こんなに小さかったのに、

今ではこの貫禄。







あっという間に大きくなってしまった。



完全家猫を飼ったことがなかったので、こんなに寝てばかりいることに驚く。

そして、ビビリのルイは、あまり無理をしない。

お隣のドーラちゃんが遊びに来ても、彼女が威嚇するとすぐに逃げ帰る。ドーラちゃんがわが家に入って来て、ルイに威嚇する様子を見るにつけ、

どっちの縄張りなんだよ?

と言いたくなる始末。


どんくさいので、運動不足は否めない。


人間も運動不足が健康の大敵であることから、愛猫に対して不安になる。

こんなに動いていなくて長生きできるのだろうか?


一日一回は必ず数分間おもちゃを使って、家の中を走らせる。

テラスにも連れ出して外の空気を吸わせる。



私の脇で丸くなっているこのふわふわを、撫でながら

どうぞ長生きしてくれよ〜

と願う。


こういう猫の本を読む(聞く)と、これまた一層その感が強まる。


今日もまた、わが家の一員との、優しく緩やかな暮らしが続いて行く。


キャットリング 925シルバー エメラルド



今日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました♪



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