最後の一点!お見逃しなく〜
ジュエリー福袋💎
年始よりオーダー受付し始めたイタリアジュエリー福袋が、お蔭様で最後の一点となりました!
ご興味を持ってくださった方、大変ありがとうございます。
最後の一点に駆け込みたい方は、お早めにお問合せ下さいね。
今日は、久しぶりに制作についてのお話をします。
シンプルな絹地加工
フィレンツェ彫りとも呼ばれる西洋彫りを習い出したきっかけが、実はこの絹地加工。
メタルの表面に何本もの線が入ってつや消しの状態のなっている。
彫りを習う前までは、粗めの紙やすりでマットに仕上げる加工はしていたが、
このエレガントな絹地に憧れていた。
そして恐らく彫りの技術の中でも、比較的簡単なのでは?
と思い、習い始めた年に習得できると考えていた。(私は仕事と子育ての合間に、毎年冬場2ヶ月間だけ西洋彫りを習いにマエストロの元に戻っていました。)
その時の過去記事はこちらの中にまとめてあるので、気になる方は是非チェックしてみてください!
リガータという、歯に何本もの線が入っているタガネを使うことで、一度に8本とか10本の細かい線が引ける。
これを用いて、メタル表面にたくさんの線を引き絹のようなテクスチャーに仕上げていく。
てこの原理を使って、一定方向からタガネを動かしていくのは、確かに他の彫りの技術よりは簡単である。
問題は、この絹地を一枚布、
ここではメタル状なので一枚板といった方が良いだろうか?
そういう滑らかな状態になるようにまで持っていくこと。
全表面に一度絹地加工したくらいでは、どこの部分も同じような絹地には、なっていない。
この感覚が始めの頃は、さっぱり分からなかった。
先生にチェックしてもらうと
「もう少しかな?全体が均一になるように。」
と何度も言われて、
繰り返し繰り返し、線を引いて行った。
何往復したか分からないくらいで、
いつ終わりが来るのだろうか?
と気が遠くなったほどである。
上の写真のクリーヴィシリーズは、
この絹地を加工を使ったシリーズであるが、
一見シンプルな様相だが、
シンプルだからこそ、絹地の彫りが大切な要素となる。
線がきっちりと垂直に同じ間隔で入ることで、美しい絹地となる。
鋳造からあがったものを加工していくので、メタルの表面部分が均一になっていない。
そこをまず、ヤスリと紙ヤスリで、できるだけ均一にして、ピカピカに磨いてから、
彫りの作業にかかるのだが、
鋳造時にメタルの中に気泡が入っていて均一にあがっていないと、この時にかなり苦労する。
思わぬところで、絹地に邪魔が入る。
何度もタガネを使って彫りを施すことで一定の滑らかな絹地が出来上がる。
このシリーズを何個も作る中、
先生が言っていたOK
とダメの分かれ道も、自分なりに分かってきた。
何度も何度も彫る必要があるのだから、最初からしっかりと深く彫れば良いのでは?
と
グリグリと進んで、彫りすぎて、ダメになった作品も何個もあった。
失敗は成功の母
ではないが、
一発で自分の思った物ができあがることは
夢の中の夢
のような物で、
何個も作っていく中で、ベストが見つかって行く。
シンプルなものほど、実は奥が深い。
初心を忘れずに、今日も作品作りに励んでいきたい。
今日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
●場所 Jewelry Boutique ROGER LUCAS[ロジェ ルカ] 千葉県美浜区ひび野2-10-1 ホテルザ・マンハッタン1F
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