冷蔵庫が壊れてから4日目となる。
明日の朝一に配達してもらえるので、あと一日、試行錯誤すれば良い。
壊れた翌日、即購入するために電器屋に行った話はこちら。
冷凍庫にはかなりの霜ができていた。
霜取りを怠っていたからなのだが、今回はこれが功を奏した。
電源を切ってからも、この霜を利用して、冷蔵庫の中にあったものを冷凍庫に移し、使用していた。
フィレンツェの気温が、ぐっと下がって、過ごしやすくなっていたお蔭もあるが、
この状態で三日間ほど自然の冷蔵庫として機能してくれた。
冷蔵庫を買いに行った日に、冷凍していたお肉の一部は、友人宅へ持って行って、使ってもらうことにした。
残りの肉や魚は小分けした状態で冷凍していたので、人様にあげるようなものではなく、
そちらを駆使して、食事作りに励む。
冷蔵庫がないので、買いだめする必要もなく、食材を使い切ることに意識を集中して料理することも、中々面白かった。
主人曰く
「三日間連続テイクアウトになるかと思っていたのに、驚きだよ!ありがとう。」
冷凍庫が冷蔵庫の代わりを果たしてくれなければ、実際テイクアウトばかりになっていたと思うので、
壊れた冷蔵庫様様とも言える。
そんな中、ミラノの税関からの書留を受け取る。
お客様でもあり、友人でもある方が送ってくださった荷物がミラノで止まっているのは知っていた。
日本の郵便局も、手書きの内容物証明などは受け付けなくなり、
高齢の方が荷物を送るのが面倒になったということも聞いていた。
今まで友人に荷物を送ってもらうときは、中身が食料などで¥10000ぐらいまでだと関税は取られずにいた。
しかし、その中には化粧品なども入れるので、本来は¥10000以上するが、記載金額を調整して送ってもらっていた。
それでも、€20から€30払わされることが多かった。
贈り物とすれば、関税は取られないかと思いきや、高級品にはびっくりするほどの、関税を払うことも今まであった。
今回の荷物には、私もいくつかネットで買ったものも入れていただいていた。
しかし全ての内容物は分からない。
送られて来た書類を見て、
トータル金額が¥50000近くだったから止まったのだろうと推測した。
日本に住んでいた時を振り返ると、何かを送る時、実際の金額よりも高く内容物記載をすることが多かった気がする。
何か起きた時の、免責のことが頭をよぎってこうしていたのかは分からないが、
こちらでは明らかに反対である。
日本から物を送る時、普通通りの金額を記載するのは、当たり前のことだと思う。
しかし、そうしてしまうと、理不尽なほどの関税をかけらることが多い。
これらの経験から学び、少しずつ悪知恵も働くようになり、税を取られないように、品物の価格を低めに書いてもらうようにお願いするようになる。
今回は申告書に記入する前に、とりあえず、主人に税関に電話してもらった。
三回ラインがとんで、かけ直しとなりながら、粘ってくれて得た情報は、
●EU圏外からの荷物には、全て関税がかかることになった。(今までは高額なものだけ)
なので、一つ一つの内容物と価格を記載して返送しなければならない。
●関税はものによって率が異なるから、こちらから内容物の詳細を送り、その後計算される。
主人はトータル金額を低くして、
「€200ぐらいなんだが、どれくらいの関税を払う必要があるか?」
尋ねたが、
「内容物によりけりなので、いくらとは言えない」という回答だった。
●荷物検査に引っかかった場合、まずその検査の手数料で€15、そしてそこに関税とその他の諸費用が加えられるという。
●税関通過後、家に配達され、その時に関税を含む支払額が分かるという。それまでは教えてもらえないらしい。
●仮に、あまりにも高い関税で、受け取り拒否をした場合、その荷物は送り主に返され、送り主は、受取人が払うはずだった額を負担しなくてはいけない。
これには、全く理論が通っていないので、いつも冷静な主人も口論になりそうだったようだが、
税関員は
「そういう規則なのだ。」
の一点張りだったそうだ。
●一定の保管期間が過ぎても、申告書が来ない場合、その荷物は一つずつ全部廃棄処分にされる。
「壊すわけがない。職員が絶対持って帰っているはずだ。」
と主人。
私も同感だった。
友人に荷物の中身の詳細を尋ね、申告書に記入してメールに添付して身分証明書とともに送る。
われわれ家族のためにお気遣いいただいた品々を、こういう形でお知らせいただかなくてはならず、申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
人は贈り物をする時、
相手の驚いたり、小躍りしたりする様子を想像して、品物を選ぶ。
この喜びをぶち壊した税関を苦々しく思う。
さて、円で表記されていた額の半分くらいの金額にしてトライしてみる。それでもいつもの倍くらいの内容物価格である。
さあ、これが凶と出るか吉と出るか!
そして更なる疑問が浮かぶ。
再び来週から海の家に向かい、
今回は途中、ワクチン接種で帰ってくるが、基本三週間ほど、海辺暮らしの予定である。
その間配達された場合、どうなるのか?
不在通知も気づかずに長く放っておくと、荷物は再び送り返されてしまうことがある。
以前、不在通知さえ入っておらず、友人が荷物を送ったことを知らせてくれたので、番号で追跡し、
送り返されるギリギリのところで、フィレンツェの営業所で受け取ったこともあった。
友人の思いの詰まった荷物を無事に受け取れることを祈りつつ、
イタリア暮らしの茶番劇のような毎日は続いていく。
フルッタリング 925シルバー ジルコン
今日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。



