再びフィレンツェから、車を飛ばして海のアパルタメントへ向かう。
愛猫ルイは、今までとは異なり、キャットキャリーの中に入ることを、完全拒否。
もう一歩もフィレンツェの家から出たくない!
という意志を頑なに表していたよう。
仕方がないので抱っこした状態で車の後部座席に乗せ、
あちこち行かないように、私が責任を持ってコントロールした。
最初は落ち着かない様子で、車窓の景色を、ビヨーンと長くなってのぞいたり、
荷物のいっぱい詰まった車のトランクのあたりまで、うろつく始末。
前部座席には向かわないように、なんとか死守していた。
そして少しづつ落ち着きだし、後部座席の私と次女の間にまぁるくなって落ち着いて眠り始めた。
ずっとルイを守るために片手を彼の体に置いていたので、そのふわふわ感に癒され、
私もうとうとと、ほんの少しだけ船を漕いだ。
海のアパルタメントの建物に近づくと、やはりこの場所を覚えていたようで、鼻をクンクンさせながら、動き出しそうな勢いを見せる。
われわれのアパルタメントの部屋に到着すると、
やはり鼻をクンクンさせるが、挙動不審な動きではなく、
既に知っている場所に来たというささやかな安堵感がそこには漂っていた。
夜中のニャオニャーオは、相変わらず健在だったが、初めての時ほどひどくはなく、
ましであった。
海に行く前日に一歳の誕生日を迎えたルイ。
何も考えていないように見えて、色々なことを学んでいっているようである。
今日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました。



