天気がぱっとせず、テニスもできなかった先週だったが、
月曜日、朝からのレッスンは、なんとか晴れたので、久しぶりにラケットを振る。
本日は久しぶりに、ダブルスの試合形式ができたので、心から楽しめた。
ここのところ、シングルスばかりの試合形式だったので、
ボレーの練習もしたいなぁと思っていたところ、
今日はアプローチショットからのボレー練習も加わり、コーチが変わってからマンネリ気味だったレッスンが面白くなった。
気持ち良くレッスンした後は、Coopへ足を運ぶ。
どこでも当たり前のことなのだが、この近所のCoopで働く人の中で、とても感じの良い人、無愛想な人など色々あり、
何か必要な物がどこにあるか分からない時など、出来るだけ感じの良い人に聞いている。
レジを選ぶ時もそう。
今日、並んでいたレジは無愛想なシニョーラのところだったが、まあそれもあり。
そう思って順番が来た時に、黙々とレーンに購入品を載せていると、私の持っていたウィルソンのテニスバックが目に入ったようで、
「あなたテニスするの?」
から始まり
「どこでしているの?」
と聞かれたので
「ASSI アッシ。」
と答えると
「私はFiorentia フィオレンティア。」
と返されたので
「ああ、クーレ広場に近いところ。私も行ったことあります。」
と返すと、そこから怒涛のテニス会話が始まる。
「BNLローマの大会は、見に行った?」
と尋ねられ
「今年は行っていないけれど、行ったこともあり、毎年楽しみにしている。」
「いいわよね、ローマ。」
「昨日の決勝戦のナダルとジョコビッチも良かったですね。」
「見た見た!すごかったわね。でも私はやっぱりロジャーなのよ。」
とシニョーラ。
「わが家もフェデラーファンです!今日からATP250ジュネーブが始まりますね。」
「そうそう!楽しみだわ。ところであなたどこ出身?」
「日本です。」
「ユニクロがあっていいわねぇ。」
その時、ユニクロのスポーツウェアの上下だったので
「これもユニクロ!お買い得だから日本に帰った時に買います。」
「羨ましいわ。」
「でもミラノにはオープンしたでしょう。」
「あら知らなかったわ。昨日ミラノから甥っ子が来たところだったから、頼めばよかった。」
こんな風に、話し続けていると、
本来、全集中でレジを通った品物を、重さや壊れやすさで仕分けながら、袋詰めするところが、
集中力が分散したため、なんだか適当な袋詰めになってしまった。
しかし、おしゃべりしながらも、流れを止めてはいけないと、
黙々と袋詰めの手は動かしていたので、
どれだけ列で人が待っていようと
おしゃべりに夢中になって、必要以上に時間を要する客と店員の状況には陥らなかった。
これはイタリアあるある光景だけれど、
待っている身からすると
「また始まったよ。」
という気持ちになるので、
ここではおしゃべりを楽しみつつも、やるべきことは遂行していた。
しかし、なんか適当すぎる袋詰め作業だったので、レジの前を次の人にあけてから、
別の場所に移って再度確認して、詰め直しをする。
本日は車ではなくて自転車での買い物だったので、それこそ荷物をうまく分散しないと、走りづらい。
しかし、袋詰め作業が二度手間になっても、こういうおしゃべりは楽しいものだなぁ
とつくづく感じた。
そして自分の好きなことや物に対しては、人はいくらでも饒舌になる。
今まで苦手だと思っていたレジのシニョーラの印象が、ガラリと変わり、これからもテニス談義ができそうで、嬉しい思いが湧いてくる。
外に出て、誰かに会うということは、
こういう発見にも出会うということであり、
コロナ禍でコミュニケーションが少ない今は、本当に貴重なものに思えてくる。
こういう機会が、かけがえのないものに思えた午前中だった。
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