あまりにも天気が良かったので、午後から主人と散歩に出る。
クリスマス前に外出制限が解除されてから、
久しぶりの良いお天気の日曜日ということもあり
フィレンツェ中心部は人がわんさか繰り出していることだろう
と思い、
人ごみが苦手な私と主人は、
少しでも人が少なそうな道を選ぶ。
二人ともが大好きなロマネスク様式の教会サンミニアート アルモンテに向かおうか
と話していたが、
ミケランジェロ広場はきっと人だらけだろうなぁ
ということで、
ベルベデーレ要塞近くの裏道を通りながら、遠くから教会の景色を眺める。
歩きながら、お互いがここのところ思っていることを語り合う。
いつも私たちの横には子供たちがくっついているのだけれど、この日は二人きり。
こういう珍しい時間に、正直に思いの丈を話すのは、精神衛生上、とても重要なことだ。
特に、今年はコロナで色々なことが変わってしまって、
健康だと思い込んでいる心さえ、実は気づかないうちに見えないストレスを抱え込んでいる。
そういう、もどかしさについても話す。
外の空気を吸いながら、
美しいフィレンツェの景色を垣間見つつ、
思いの丈を晒していくと
お互い少しずつ、楽になっていくのが分かる。
散歩の帰り道、ところどころライトアップされているものを見ながら立ち止まる。
赤、緑、紫、青
とライトアップされていた建物には、ダンテの神曲の言葉が映し出されていた。
こちらは、地獄を終えて出るときの
「神曲、地獄篇」の最後の一行。
(神曲、地獄篇 平川祐弘 訳)
ベッキォ橋もライトアップされていて、可愛らしかった。
いつも、ロジウムメッキをかける工房に通っているのだが、ベンベヌート チェッリーニの胸像の横にクリスマスツリーがあった。
でも全くデコレーションされていないので、
なんじゃこりゃ
と思っていたが、電飾だけはセッティングされていたようで、
遠くから見るとツリーの存在が明らかだったので、ちょっと驚く。
人ごみを避けていたはずが、結局帰りには、リヴォワールでホットチョコレートを飲む。
と言っても中では飲めないので、テイクアウト。
内装のキリンは、ウィンドウの外から眺めた方が、素敵だった。
外出中のマスクは義務なのだが、飲み食いする時は、外してもいい。
ホットチョコレートを飲む時は、マスクなしでも良いので、
不思議な開放感に浸る。
甘くないホットチョコレートが、胃にゆっくりと広がっていく。
この足で、次女を友人宅に迎えに行ったのだが、
こういうなんていうことない時間が、
良いパートナーシップを育むためには、
必要なのだと感じる。
ガチガチに自分の意見だけで固まる前に、定期的にこういう時間を作っていきたい。
今日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました。











