ロックダウンとはいえ、ジョギングなどは可能なので、次女と連れ立って外に出る。
キーンと冴えた空気がフィレンツェの街を包み、
気温がいっきに下がっていることに、一歩外に出て気づく。
家からアルノ川に行く道は、ウォーキング。
サンタクローチェ教会のある広場では、ベンチで日向ぼっこをする人々がポツリポツリ。
アルノ川まで出ると、運動と称して外に出かけている人々とたくさんすれ違う。
木漏れ日がキラキラとアルノの水面に反射する様子を、
見ながら走るのは
目と心へのご馳走である。
根性なしの次女もなんのかんの言いながら、犬ころみたいに走る。
橋と橋の間を走ってご満悦で、私のドゥオモの撮影スポットで、今日もパチリ。
石が拾いたいと言っていた次女の言葉を思い出し、
川べりまで下りていく。
緑を踏みしめながら歩くのは気持ち良い。
一人ジョギングの時には、しない寄り道で、面白い光景に気づく。
雨量が多い時には完全に隠れていて、
ここから一段下に川の水が落ちていく部分。
そこが微妙に途中がくれの状態だったので、
面白がって次女と近づく。
次女はここでもやっぱり、へっぴりごしなのが笑えた。
なんて事のない散歩+ジョギングだったけれど、
「わぁ、気持ちいいねぇ!」
「綺麗だねぇ!」
などの感嘆詞を連呼していた私たちは
本当に大満足なものになった。
言葉って面白いものだ。
平坦な毎日であるからこそ、ちょっと大げさに喜ぶと、
そのささやかなことが、大きく膨らんで、
ふっくらと柔らかな喜びへと育っていく。
いつもなら
「はっ?」
とシニカルな視線を送るだけの主人の冗談にも
大げさに笑ってみると、なんだか本当におかしくなってくる。
皆さんも、何かを大げさにしてみると、日常にメリハリがつくかもしれませんよ!









