フィレンツェも然り。
ようやくこの頃、ヨーロッパの人々の動きが感じられるようになって来た。
今週は、ドイツから語学学習+美術館や教会訪問をメインの目的としてやって来る方ががあり、
主人にとってはリアル授業も始まり、忙しい一週間となった。
とは言え、ホテルやB&Bなども、閉めたままのところも多いし、
開いていてもガラガラだ。
わが家の上も下もある時からAir B&Bになったようで、
例年、夏の時期は、人が入れ替わり立ち替わりで、慌ただしい雰囲気を感じていた。
特に下の庭付き物件では、夜遅くまでフェスタをしたり
庭で夕涼みして話し込んだりされると
かなりの睡眠妨害となる。
いつだったか、夜中の3時くらいから朝6時くらいまで、酔っ払いの若者たちのおしゃべりで、目が覚め、その後寝付くことができなかった。
酔っ払いは注意に耳を貸さない。
主人がテラスから何度も注意しても、一瞬静かになったかと思ったら、またすぐにぶり返すという悪夢のような状態だった。
コロナのせいで、今年はうちの近所のAir B&Bを借りる人もなく、
安眠の日々を過ごしていた。
ところが先日、いつものように心地良い眠りの中、
人のおしゃべりや笑い声が耳について目が覚めた。
これはある意味夏の風物誌だなぁと思いながら、再び眠りにつこうとした。
おしゃべりは延々と続いていく。
業を煮やした主人がテラスに出て、注意をした。
隣接する建物の窓からも人が顔を出していて
「うちも眠れないんだ。」
と、一言。
おやおや、この騒音はお隣にまで影響しているよう。
夜中の1時。
しぃんとしている中だから余計に響く。
イタリア人たちはクーラーよりも外からの風を好むから、
窓を開けて眠っている人が多い。
夜気が部屋の中にしんしんと入ってくるのは中々気持ち良いものだ。
わが家もクーラーは、ほとんどつけない。
主人がクーラーが苦手ということもあるけれど、日本にいる時ほどクーラーの必要性は感じないので
主人がいない時や、熱帯夜の時に時々お世話になるぐらいだ。
窓を開けて眠っていた近隣の住民たちは、やはりこのおしゃべりで目を覚ましていた。
「おいラガッツィ(イタリア語で若者たちを意味し、呼びかける時にも用いる)、みんな寝ているんだ。静かにしてくれ!」
最初の呼びかけは全く届かず、
おしゃべりは続く。
「おい、ちょっと窓から顔を出せ!みんなが寝ている時間だ。」
だんだん語気が荒くなる。
結局若者たちは窓から顔を出すことはなかったようだが、
ここで騒音はピタッと止んだ。
一度起きると、その後寝付くのに一苦労の私は、本を読みながら眠気がやってくるのを待つ。
今回の若者たちは、比較的大人しく、注意喚起が効いたけれど、
旅行中の人々は
旅の恥はかき捨て
という思いもあるのだろうか?
注意されても知らんぷりということも多い。
先に書いた明け方までの時は、アメリカ人だった。
この経験に、懲りたわれわれは、あまり酷い場合はカラビニエーリ(警察)を呼ぶことにしている。
まだ通報したことがないけれど。
コロナ禍で、静かな暮らしが守られていたことは、フィレンツェ中心街に住むわれわれにとって
ある意味恩恵であったのかもしれない。
そんな思いもちらりとよぎった、巷がお祭り気分になりがちな夜だった。
それでは、今日も最後まで、読んでくださり、ありがとうございました。
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