主人だった。
主人は少年時代にバスケットに親しみ、今でもリラックスタイムに見るのはNBAだった。
私がテニスの試合観戦を楽しみにしているように、彼は疲れた頭を、バスケットのスーパースターたちのプレイで癒す。
今日の仕事の最中、職場で流れているローカルラジオcontro radio には追悼のコメントがいっぱいだった。
コビー ブライアントのお父さんが、イタリア、トスカーナのピストイアのチームにいた頃、幼いコビーは、父親のプレイの合間に、遊んでいる事があり
その才能は素晴らしかったと言う。
主人もその様子を見ていた。
「コビーは年齢的に小さかったから、ちゃんとした試合ではなかったけれど、年上の選手たちの中で、一際目立ってた。
果物カゴのような髪型だった。」
と主人。
コビーの訃報を知る少し前、われわれは「フリーダ カーロ」の映画をDVDで観ていた。
その後そのディエゴの妻となり、
そして彼よりも早くこの世を去る。
その様子を見ていて、
「どうしてフリーダの方が小さいのに、先に死ぬの?」
と次女。
「先に生まれた方が、先に死ぬとは限らないんだよ。兄弟で、弟の方が先に死ぬこともあるんだよ。それが人生の切ないところ。」
と説明した。
その矢先に、コビーの訃報を知り、
一寸先は闇、ではないけれど、
いつ何時、死が訪れるか分からないことを、
ガツンと一喝、
教えられた気がした。
と同時に、結局の所、決まっている自分の死の瞬間は、
やはり変えられないものなのかもしれない!
とも感じる。
いずれにせよ、その死の瞬間は、
いつなのか、分からないのであるから、
この今という瞬間に、家族や友人知人と戯れていることを
存分に味わって生きたいものだ。
テニスのオーストリアオープンで、
キリウスが対ナダル戦に、コビーの顔がついたシャツを着て、プレイしたという。
「キリウスよりも、モンフィスの方がバスケット選手っぽいから、彼の方が着てプレイしたかったかもね!」
とモンフィス好きの主人に向かって言うと、
(二人とも黒人のテニスプレーヤー)
「コビーのTシャツ着て、ダンテ講演しようかな。」
と主人がポツリ。
主人の心の中の穴が塞がるのは、
しばらく時間を要するようだ。
今日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

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