長女は、只今中学三年生。(日本では中二)
来年の9月からは、高校生となる。
高校選択は彼女の中でほぼ決まっていて、クラシコと呼ばれる文系に進む予定。
こちらはラテン語、そして昔のギリシア語が必修課程になる。
それよりも、リングィスティコと呼ばれる言語専門の高校に行けば、将来色々と役に立つのではないかと私は思っていた。
ハーフのお子さんたちは結構このリングィスティコに行っている。
既に二か国語話せるということは、何かしらのアドバンテージはあると思う。その他の言語を習得するのも簡単なのではないだろうか?と安易に考えてしまう。
しかし、長女はクラシコに行きたいと言う。
ねぇラテン語習ってどうするの?
ギリシア語の古典では、大好きなチチパスとも会話できないじゃない。(彼はギリシア人である。)
そんな風に私は思ってしまうのだが
のだが長女曰く
「医者やエンジニアも実はクラシコ出身の人が多いのだ!」
主人はリングィスティコを高校では選んでいるが、クラシコは哲学の基本を学ぶから、色々な意味での地頭がかたまって良いのだろうと、彼女の意思を尊重する。
「でもクラシコに行くなら、今みたいにテニスばっかりやっているわけにはいかないよ。勉強が毎日の基本で、その余った時間でテニスをするという形になると思う。」
長女の顔が若干曇る。
成績が下がったら、大好きなテニスを一日減らすと主人からは言われているのだ。
先日のテニスの大会での快進撃は
なんでもやりたがりの長女は、歌もやっているし、日本語レッスンも受け、二年前に学校でしていた演劇もやりたいと夏の時点では言っていた。(結局、演劇を組み込む隙間は今年はなかったけれど)
そりゃなんでも、やりすぎだよね。
いっぱいやりたいことがあれば、集中して一つ一つをこなすこと。
時間配分をうまくして、遊びや携帯をかまっている時間を減らすこと。
とりあえず、中学最終学年の滑り出しは好調のようだ。
来年の6月に最終試験があるので、来年は日本には来ない。
この試験で点が悪ければ志望校に落ちるという日本の入試とは異なるけれど、
やはり重要な試験なのだ。
日本大好きな長女だったが、ここ一年で色々な変化が訪れたようだ。
テニスクラブで一緒だったクラシコに通う二歳上の高校生ともとても息が合い、中学の同級生同様、彼女とも楽しく交流を続けている。
先日、中学で行われた高校の学校説明会の後、目を輝かせて長女が話してくれた。
「クラシコの人が週4回、選手養成コースで運動していても、両立できると話していた!」
と。
両立はできるのかもしれない。
でもその話に来た高校生は、きっと優秀なんだろうよ。
その言葉が出かかったけれど、長女には言わなかった。
やりたければ、やってみれば良い。
文学部国文学科を出て、イタリアで職人の道を選んだ私が、
「将来を見据えて進路を選びなさいよ」
などとは、口が裂けても言えないのである。
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