物事が進まぬ国に帰って、気持ちを切り替える | 人生の果実を味わう彫金職人の暮らし フィレンツェ物作り物語

人生の果実を味わう彫金職人の暮らし フィレンツェ物作り物語

フィレンツェ在住26年の、ジュエリークリエーターKaorukoが、物作りについて、イタリア子育て生活をまじえながらお伝えします。

イタリアに着くなり、気温は39度だった。
到着時は夜の8時だというのに。

ニュースでは聞いたいたので、それほど驚くことはなかったが、

ああやっぱりね。
という感じ。

時差ボケ解消に、メラトニンの入ったホメオパシーの薬を使用しているが、

必要なさそうだと思われた子供たちは、機内以外では服用しないでいた。

その次女が、やはり時差ボケ全開で明け方5時くらいに

歯が抜けた〜〜
と小躍りし始める。

日本からイタリアへ戻った時というのは、この明け方に目覚める
という兆候がまさに時差ボケなのである。

上の前歯が抜けた、間抜けな状態で小躍りする次女の姿は、
朝から大笑いだった。

ということで、早朝から大量の荷物の荷解きにかかる。

黙々と仕分け作業に徹して、朝の10時ごろには全部で8個の荷物を空にすることができ
ほっと一息つく。

細かな整理作業はぼちぼち行くとして

お次は、オーダー品の鋳造をお願いするリストを作り、鋳造屋へ持っていくことにする。

12時半ごろ自転車で出かける。
外は灼熱地獄。

長女の待ち望んでいたイタリアの青い空にはギラギラの太陽も添えられていた。
というか太陽メインだ。



そして鋳造屋へ行って、フライト時の色々を雑談まじりに話すと

「まさかゴム型持ってきたの?」
「もちろん、ヴァカンス前に物が欲しいから、それで日本からの帰国日も決めたの。」


「もうゴム型は受け取るなと言われているんだ。手いっぱいでね!」

「・・・」

「いや、そこをなんとかお願いしますよ。昨日帰ってきて、すぐに持ってきているんだから。」

これを逃すと、9月になるのである。

他の鋳造屋へ持って行くという手もあるが、できればいつものところでお願いしたい。

粘りに粘って、受け取ってもらえた。
イタリアンモードはここにも健在する。

でも
「できないって言われているから、現場がどうしてもダメって言ったら、このまま返すからね。」

「事情を話してくださいね!」
と付け加える。

きっと事情ありの人がいっぱいなんだろうなぁ。

昨年は、これよりほんの少し前の帰国だったので、

こういうコメントは聞かないでいた。



やっぱりギリギリに動くのは怖い国である。

日本だとスイスイ進むことが

言い訳だらけで、進まないという事態が多いから。

全ては学びである。

やることはやったので、私も頭をすっきりと切り替えて、あとは結果次第で動くだけ。

フィレンツェスタイルリング 925シルバー 西洋彫り

それでは今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。



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