昨日お風呂の中で、次女が話してくれたのは遠足で行ったベッキオ宮殿の500人広間の話。
帆のついた亀を探したということ。
これはトスカーナ大公コジモ一世のシンボル的なものとして、フィレンツェの至る所にあるらしい。
(画像はフィレンツェガイド日記さんよりお借りしました。詳しくは上のブログをご参照下さい!)
どうしてこういうシンボルをコジモ一世が使用するようになったかを次女が語ってくれた。
幼き日のコジモが田舎に住んでいた時、野山を駆け巡って遊んでいたという。
戦いで勝ち続ける父親、黒隊長ジョヴァンニのように強くなりたいという思いでいっぱいだったという。
ある日いつものように野原を走っていると、何かに躓いて転んで怪我をした。
石だと思ったらそれは、亀だった。
なんでそんなところにいるのか亀に問いただすと、亀は逆にコジモにこう尋ねた。
「何が見える。」
「野原や山が見える」
「他には」
「草や木が見える」
「他には」
「枝や、葉っぱが見える」
「もっとよく見てごらん」
草の上には蝶やてんとう虫、枝の後ろには鹿がいた。
「急ぎすぎて見失っているものがある。急いでいても、ゆっくりじっくりと。」
この幼いころの出来事を、ずっと忘れていたのに大きくなってから夢に帆を付けた亀が出てきた。
そして、その時からこのシンボルを宮殿や銅像の中に紋章のように用いるようになったという。
上の話は遠足から帰ってきたばかりの次女が、身振り手振りを付けてイタリア語で話してくれたもの。
全部が正しいかどうかはあやしいが、私は知らなかった知識を次女のお蔭で得ることができた。
彼女が言っていた(おそらく先生がこう説明したのであろう)
「Piano piano, ma abbiamo fretta. ゆっくりゆっくり。でも急がなきゃ。」
これは一般的には「festina lente(ゆっくりいそげ=いそがば廻れ)」
と解釈されているようだが、
次女の話から
一つ一つのことをしっかりと見ながら味わいながら、しかし早く進む。
と私はとらえる。
コジモが成し遂げた栄華を考えると、ものすごい勢いで進んでいった人のように思えるが、実はこの亀を心に刻みながら生きて行っての偉業なのだ。
私もしっかり、今という時間を亀の歩みのように味わい、そして自分の目標に向けて、時には帆を広げて加速していきたいものだ。
写真は、本日のコーヒーブレイクタイム〜
新作パールペンダント 925シルバー 西洋彫り

●日時 6/16(日)〜6/25(火)昼12時〜午後7時まで。6/16は作家在店
●場所 Les Mille Amis レ・ミル・アミ 東京都港区南麻布5-15-9バルビゾン70-3階(地下鉄日比谷線、広尾駅から徒歩1分・1階にボンダイカフェがある建物の3階)
●イベント詳細のお問合せは、サイトhttp://versicolori.jimdo.com/のお問合せ欄より〜
一日だけですが在店しております。たくさんの皆さまとの出会いを心待ちにしております
VersiColori
価格、制作時間、送付方法などのご質問は、サイト内のお問合せ、或いはブログのコメント欄より、ふるってご連絡ください。



