試合前には長女の学校のフィリピン人の親友と電話で話をしていたようだ。
そして
「6月にフィリピンに帰っちゃうんだって…」
と私に打ち明けにきた。
両親ともが外国籍の子供は、遅かれ早かれ母国に帰ることが多い。
仲良しグループの一人、こちらはイタリア人だったが昨年、他の中学に変わり、そしてまたもう一人去っていくことになった。
その彼女に、試合の勝利を捧げたという。
「あなたのために今日の試合には絶対に勝つ!」
と言ったのに、力足りずの結果に終わった。
その涙だったようだ。
熱いなぁ。
そんな熱い心が眩しくさえ見えた。
大人になって、色々なことを割り切って考えるようになり、
こういう熱い気持ちはどこかに置き去りにしてきてしまった。
平坦な感情を保てば、苦しむことも少ないけれど、喜びもやはりそれ相当の気がする。
苦い思いもしながらも、やっぱり喜びも倍増の方が、その甘味な味わいを深く味わうことができるのだろう
と長女を見ながら思う。
人生は死ぬまで青春であってもいいのかもしれない。
そんな思いもよぎった一日だった。
それでは皆さん、今日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました

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