なんとなくチチパスが勝つんじゃないかという意味のない予感のようなものがあったのだけれど、
案の定、拮抗した試合だった。
ファーストセットの第1ゲームはチチパスのサービスゲームだったが、
最初からブレイクポイントとジュースを繰り返す苦しい試合開始だった。
やぁキープしないときついなぁ
と思っていたが、
ここをなんとかキープして、流れを掴む。
あの時点でブレイクされていたとしたら、同じような試合展開ではなかったと思う。
第1セットは頑張ったにも関わらず一歩及ばすタイブレークでフェデラーが制する。
このままスルッとフェデラーが行くかと思いきや、チチパスは食いついていく。
この食いつきと、幾度絶体絶命のブレイクポイントやセットポイントを取られても
平然と、普通のポイントと変わりないプレイができるところが、この青年の大物たる所以であるとも思う。
なんなんだ、この精神力!
今は古典中の古典となった
漫画「エースをねらえ!」の中に
絶対無二の一球
ということばがあるが
この心境で、都度都度、その前後は何も関係なく、
その一球だけに集中できている様子に、感動すら覚えた。
第2セットもタイブレークに入ったが、今回はチチパスが制す。
この時点で私の最初の予感は期待以上の核心を帯びてきた。
お祈りポーズで観戦する長女をよそに私は要所要所だけ見て
すべき家事に勤しむ。
なぜなら午後からは長女のテニスの試合。
彼女も大物なのか、
チチパスの試合が長引きそうだと思うや否や、コーチに
「30分遅れても問題ないですか?」
とちゃっかり尋ねていた。
結局、第3セットは唯一のブレイクの末、チチパスが7ー5で取り、第4セットもタイブレークで制し、勝利をものにした!
で、長女も遅れることなく団体戦に参加することができた。
グランドスラムの試合の歴史上に残るのではないかと思われるほどの好ゲームだったのではないかと、
時間が経っても胸が高鳴っていた。
さて切り替えて長女の試合だが、
チチパスが勝ったから、もう今日は自分が勝たなくても十分幸せだなどと
のたまう長女に
チチパスが勝ったんだから、同じ勢いであなたも勝つのよ!
とはっぱをかける。
結果は?
5ー2というスコアで展開し、余裕勝ちかと思ったら
そこから挽回されて結局のところ7ー5の辛勝だった。
勝ったんだからいいでしょう!
と言う長女だが、
気を抜いた瞬間、あっという間にひっくり返される恐れがあることに気づいたようだ。
どんな試合の中にも流れがあり、
それに乗るか乗り遅れるかで、展開が大きく変わる。
テニスの試合を見ていると、まるで人生ゲームのように思われる。
どんなに劣勢のように見える選手にも必ず、流れを変えるチャンスがやってきている。
No. 1の選手にも同じように流れがある。
他の選手ほど波はないとしても、必ずある流れの変わり目、
そこをつくことで、相手選手には大きな収穫が訪れる。
テニスの試合を見るごとに、人生に置き換えて時々思いを馳せる、ちょっと馬鹿げた私だが、
だからこそ、プレイするのも楽しければ、観戦するのも楽しい。
若い頃には無かった感覚というものが、年を重ねるごとに深まるのも面白い。
それでは皆さん、今日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました

Kaoruko Nakashima がフィレンツェで制作しているハンドメイドジュエリーにご興味がおありの方はどうぞこちらをご覧ください。
VersiColori
価格、制作時間、送付方法などのご質問は、サイト内のお問合せ、或いはブログのコメント欄より、ふるってご連絡ください。
VersiColori
価格、制作時間、送付方法などのご質問は、サイト内のお問合せ、或いはブログのコメント欄より、ふるってご連絡ください。
インスタも見てみてくださいね。


