と考える。
私の周りには一流の人たちがいるのに、彼らと接していながら、私は彼らから積極的に学ぶことをして来なかった気がする。
主人は、イタリア語の教師で、そして詩人。ダンテ講演家でもある。
自分の家族に対して一流という言葉を使うのは、多少おこがましい気もするけれど、
年々、この人は私が思っている以上にすごい人かもしれない!
という思いが高まりつつある。
実際、イタリアで詩の文学選考で入選し、詩集の出版という幸運が舞い込んだり、
ダンテ講演の活動が評価されて、フィレンツェのダンテ協会から会員に任命されたり、
海外講演も入ってきたり
と実績を目にしているから、そのように思い出したのかもしれない。
そしてIDRUS オーナーであるアレッサンドロ。
彼の場合、自分の作るものに対して、絶大なる確信を持っていて、自信満々であり、実際、彼の作るものは、フィレンツェで売られている他のお店の物と比較しても、群を抜いている。
そういう点で、すごい人であることは、ここを職場として選ぶ時点で分かっていたとも言える。
こういう人たちのそばにいながら、私は何を考えていたかというと、
「素晴らしい!彼らみたいになりたい!」
ではなく
「なんでこんなに自信満々なんだろう!」
とか
「本当にそこまで、すごいのだろうか?」
そういう訝しがる感覚の方が大きかった。
一緒にいる時間が長ければ長いほど、素晴らしい才能の部分だけではないところも見え、その短所の方に目が行っていたからかもしれない。
しかし、イタリア語を学びたいと思っている人からすると、家にイタリア語の先生がいることは、ものすごいアドバンテージであるし、
彫金職人として過ごしている人、或いはジュエリーやアクセサリーを作りたいと思っている人からすると、たとえ教えるという態度を取らないとしても、アレッサンドロの仕事を見ることは大きな勉強になる。
私は、自分の置かれた素晴らしい環境を、今まであまり活用できていなかった気がする。
イタリア語然り、彫金技術然り。
しかし、何事も遅すぎるということはないから、
この瞬間から、最大限、彼らの恩恵を得るための心がけを積んで行こうと企んでいる。
そして、こういう灯台下暗し
のような状態は、実は誰の周りでも起きていることなのではないだろうか?
とも思う。
目をしっかと見開いて自分の周囲を見渡してみれば、
あなた自身が宝の持ち腐れになっている可能性があるかもしれない。
遠く遠くに、得る物を求めるのではなく、自分に近いところ、そしてひいては自分の中にこれらの美点を見出して、最大限に活用できれば、
どれほど生きるのが楽になるのだろうかと
あらためて思う。
是非皆さんも、自分自身の宝の持ち腐れを検証してみてください。
それでは、今日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました

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