フィレンツェ物作り物語のKaorukoです。
またしても、職人就活時代のお話。
前回のお話はこちら。
七宝焼き職人のおじいさんたちの工房に通っていたのが、仕事が一段落すると、
全く工房を開けなくなった模様…
いつ電話しても、誰も出ない

さすがの能天気な私も、少しずつ薄雲がかかるように、気分が沈滞していきました。
八方塞がりの時、どんな風に過ごしていたのかは、今では全く覚えていませんが、
きっと毎晩、たくさん飲んで管を巻いていたのでは?
と推測します。
シェアハウスの時に、話を聞いてくれたみんなありがとう

手を替え品を替え、出した履歴書の返事は中々もらえず、
メンズコレクションのエルメネジオ ゼニアでは面接を受け、手応えはあったのですが、
結局アウトレットしか空きがないような状況になりました

車を持っていなかったあの頃は、できればフィレンツェ市内で就職できるのが一番。
しかし、背に腹はかえられぬ思いもありました。
そんな中
ある晴れた冬の日。
冬ではあってもくっきりとした美しいイタリアの青い空が広がっていました。
この日のことははっきり覚えています。
心は沈鬱な状態でしたが、この空を見た瞬間
「笑って行こう!」
と決めました。
私は、あまりニコニコしているタイプではありませんし、
いつも笑顔でいる人に対し、
偽善者的な思いを抱いていました。
だから、嘘をつくような作り笑いはしない!
そんな時代が長く続いていました!
でも、この日はなぜか
「今日は一日笑顔で過ごしてみよう!」
と思い、
笑いながら自転車に乗ったのを覚えています。
偽善ではなく、笑うことで落ち込みを解消したかった。
ただそれだけ。
不思議なことに笑顔でいると心が落ち着く。
あの仕事に対する執着心や焦燥感が薄らいでいく。
そんな風に一日を過ごしているとIDRUSのアレッサンドロから電話が

大きな失敗をしていたので、もう縁はないと信じ込んでいたところからの電話は
なんと、仕事の提案でした

大きな失敗についてはこちらから。
職人としてではなく、
店員、
日本とのやり取りの通訳、
秘書的仕事と言えば、良い響きですが、
その他諸々の雑用。
でも、私にとっては最高の仕事だと、
自分の前に突然キラキラとした道が拓けたように思われました

そして、その日はもう一つ仕事の依頼が入りました。
以前、エミリオ プッチの店員さんが、教えてくれたセレクトショップからも!
一日に二箇所から仕事のオファーが来るとは!
笑顔の効能に初めて、ガツンとやられた記念すべき一日となりました。
落ち込みが激しい時にこそ、笑顔でいる必要性を感じました。
皆さんも、色々な大変なことが、身の回りにあふれていると思います。
でも、そのことばかり考えていても事態は変わらないのであれば、
大切な一日を笑顔で過ごすことをおすすめします。
大きなことは起こらないかも知れませんが、下を向いて陰鬱にしている時よりは、必ず素敵な何かがやって来ると思います。
笑顔に対しての神様からの贈り物のように🎁
それでは、皆さん、今日も最後まで、読んで下さり、ありがとうございました

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