フィレンツェ物作り物語のKaorukoです。
先日の彫金修行時代のお話では、
ステージストを目指して、取りあえずIDRUSで課題を与えられましたが、失敗〜
その時のお話はこちら
さてその後どうなったかと言うと、
一ヶ月は自分の物を作りつつ、工房にいても良いということでしたが、
その期間は、何らかの挽回を図ることもできないまま、瞬く間に過ぎ去り、
それでは、またいつの日か
とIDRUSを去りました。
その後、どんよりと過ごしたかというと、
もちろん数日はまったりとしていたと記憶していますが、
やはり家で待っていても埒があかない。
知人に紹介された七宝焼きの工房を見学に行く。
既に退職したおじいちゃんたちが、ピッティ宮殿の前の工房で、
朝の6時半から9時半まで作業していました‼️
老人は朝が早いですよね

七宝焼きは全く知らないけれど、
またしてもこのおじいちゃんたちに、わけを話す。
「毎日、見に来ても良いですか?」
「いいよ〜」
ここでも良い返事がもらえました。
そして、その翌日から、毎朝早起きしそこの工房へ向かう。
その時は、主にカフスの注文が入っていたようで、徐々に私も手伝い始めました。
色を乗せていき、はみ出た部分を爪楊枝で綺麗にとる。
たくさん出来上がったそれらを窯で焼く。
他のおじいちゃん職人さんは、ブローチのような物を製作中で、
楕円形のブローチ台の上に、フィレンツェの景色を描いているようでした。
これを見つめながら、
「絵画の技術がなくては、これはできないよなぁ」
とひとりごちる

早起きの生活は、毎日清々しく、
未来は明るい〜
気分になっていました。
そんなある日、
「これでひとまず受注を終えたから、仕事はストップ。」
「今度はいつ来たらいいんですか?」
「朝、電話しな。誰かいれば工房を開けているってことだから。」
と。
それからは、一応早起きをして、工房に電話をかけては、繋がらず、二度寝する日々が続く。
近くを通りかかる時は、呼び鈴を押してみるが、
やはり応答なし。
そんな風に、放っておいた風船がいつの間にかしぼんでいるみたいに、私の希望も小さくなっていきました。
話は佳境に入って来ましたが
今日はこの辺で。
次回の続きをお楽しみに

今日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました

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