フィレンツェ物作り 物語のKaorukoです。
先日IDRUSにての初仕事について触れましたが、子供たちがようやく学校に繰り出し、本当の意味での私のラインの初仕事と、なりました。
子供たちが休みの時は、彼らと過ごすことが主になっているので、私の制作活動は、差し迫った締切がない限り、完璧にお休みとしています。
二足三足のわらじと言われようが、彼らはまったなしに成長していくわけですから、彼らを重視するのは当たり前のこと。とは言っても、中々、一緒になって遊べていない私がいるのも事実です。
今という時間が、サラサラと砂のように手の中からこぼれていくというのに、その砂粒を感じられないのは悲しいことです。
そういう今という時間に、しっかり地に足つけている師匠が実は、ものすごく近いところにいます。
うちの旦那は、本当にマイペース。時間が迫っていても、時間になっても、焦らず、目の前のことに没頭できる。羨ましくもあり、恨めしくもあり、結局私が家族の時間管理を担っているわけですが・・・
先日も、美術館で、閉館時間30分前に入り、「見れるか分からないけれど、行ってみよう。」ということに。
思った通り、時間は足りず、さあ出ようと促すけれど、彼は落ち着いた様子で、ライトで絵を照らしながら、詳細についての説明を友人たちにしている。
私と子供たちが出入り口に向かおうとしても、平気。美術館員さんが来るまでこの調子でした。
私には、この状態で、集中して物を見ることはまず、できない。
こういう状況の時だけならば、良いのですが、気づくと、
「あ、今ここにいない」
ということを、自覚することが時々ある。
他のことをぼんやりと考えていたり、スケジュールを頭の中で追っていたり、はっとすると、見ていたはずの演劇の話の筋に、ついていけていない。
そんな私でも没頭できる時間があります。
やはりそれは、誰にも邪魔されずに、
自分の作業台に向かうこと。
今年も好きな作品を、こつこつと作っていきます。
上の写真は、まだ試作段階ですが、オンダ(イタリア語で波という意味)シリーズの、ピアスとすでに商品化しているリングの作業途中段階。
リングは重ねづけすることでボリューム感、輝石の色で、コンビネーションの妙を楽しんで頂けます。
好きなことに取り組める時間は、やはり
「ここにいる」
と身にしみて感じられます。
ほかの時間もこうあるためには、まだまだ修行が足りませんが、これもまた一歩ずつですね。

