2018年8月25日
外来小児科学会で
吉村眞由美先生による
靴教育講演が行われました。
今日も
その様子について お伝えいたします。
吉村先生は、
整形外科医の
塩之谷香先生が 論文化された写真を元に
「靴による下肢障害の事例」 ご紹介くださいました。
塩之谷先生が 靴の中敷きを抜き、
子どもを その上に立たせて
サイズをチェックをしている写真です。
小学3年生の少年が、
すねの痛みがひどいため、
お母さんに連れられて
塩之谷整形外科を
受診したそうですが、
検査の結果、
悪いところがみつからなかったので、
塩之谷先生は
靴をチェックしたのだそうです。
靴の中敷きを抜いて
カカトを合わせて立たせ
爪先の余りを見ると
靴のサイズが確認できます。
この少年は
3センチも大きい靴を
履いていたことがわかったそうです。
サイズの大きい靴は
当然
足幅も広くなります。
サイズも幅も
大きい靴で
走り回ると
足は前にすべります。
そのしるしが
中敷きに現れていました。
中敷きの
親指の下は
深く削れて
色が変わっていました。
少年は
なんとか早く走ろうとして
親指をギュッと
強く突き立てていたのです。
そのために
親指の第一関節が
曲ってしまっていました。
なぜ
このようなことが
起きるのでしょうか。
お母さんは
「すぐに大きくなるから
大き目の靴を買いました」
「締め付けると
足に悪いと思いました」
と話したそうです。
これは
特別なことではなく
ごく平均的な
お母さんの考えだそうです。
続いて
吉村先生は
[小さすぎる靴による下肢障害]
[カカトをつぶして履いたことによる下肢障害]
[靴底が減って足が傾いたことによる下肢障害]
などの事例も
ご紹介くださいました。
また
子どもの足を見た時に
【足の皮膚が赤くなっている】
【爪が欠けている】
【爪の色が変色している】
【関節が硬くなっている】
などの場合は
靴を見る必要がある。
サイズチェックのためには
中敷きを抜き出せる靴が
望ましい。
という
塩之谷先生の言葉も
ご紹介くださいました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
塩之谷先生のご著書
『足のトラブルは靴で治そう』にも
いろいろな事例が
紹介されています。

