□ 旧杉山家住宅 再び | E-smile まっつんの日常

□ 旧杉山家住宅 再び

じないまち展望広場 再び
に引き続き
ボランティアガイド さんと
富田林 寺内町を散策



次に訪れたのは 旧杉山家住宅



入るとそこは一面の土間



かまどが3つ並んでいます



格子の間

案内板にはこう書かれてありました

杉山家は居室部を田の字型に並べる整形四間取り
を原形とした農家型の平面構成を特徴としています

土間は17世紀中期と古く 宝永年間 (1704~1711) に
奥の座敷が増築されました

土間の広敷と居室部の境になる敷居に彫られた4本の溝は
4本全部を突き抜かずに 半間 一間 一間半 と途中で止める
「突き止め溝」 という手法を用いています

また 4本の溝が切られた 差鴨居もそれ自体が構造体となり得るもので
板戸1枚から3枚分の広さまで 必要に応じて柔軟に開けることができます

通りに面してはめられた格子は 「親子格子」 といい
杉山家ではこの部屋のことを 「こうしのま」 と呼んでいました

格子の桟を目の高さで切ることで 外からの目隠しと採光 通風の両方が
上手く機能する合理的な造りとなっています



みせおく



仏間


台所



角屋



杉山家に伝わる大太鼓

案内板にはこう書かれてありました

旧杉山家住宅には直径90cm の大きな太鼓があります
太鼓の破れ目から中を覗くと墨で書かれた文字が見えることから
この太鼓の調査を行いました

皮の縁には文字が書いてあり 昭和25年に
本市の人が皮を張り替えたことがわかります
また 部分的にそれより古い皮も残っており
「太鼓又」 の名前で全国的に知られた渡辺村
(現 大阪市浪速区) の太鼓屋です

胴の内側には 張り紙や墨書きがありました
張り紙には400人分近い名前が並んでおり
その1割は女性の名前です
残念ながらこれらの人たちと太鼓との関係は分かっていません

墨書きには太鼓を寄付した人やその目的
太鼓を作った人の名前やその時期などが書かれていました
それによると この太鼓は文化13年 (1816年) に
徳浄寺門徒の 京屋佐右衛門が寄付主となって
吹田屋清兵衛 池田屋小治郎 吹田屋庄兵衛 播磨屋勘四郎
和州 (大和屋) 太右衛門 らが製作にかかわったものであることが分かります

徳浄寺 は渡辺村にあった浄土真宗の寺院で
京屋佐右衛門はその門と総代を務めていた人物です
吹田屋清兵衛 以下5人はいずれも渡辺村の太鼓屋です
これらのことから この太鼓は京屋佐右衛門が先祖代々の菩提を弔うために
徳浄寺に寄付したものと思われます

胴にはこれらとは別の墨書きも見え 時期は不明ですが
渡辺村の人が施主となって 村内の太鼓屋が皮を張り替えていることが分かります
しかし 渡辺村の寺院にあった太鼓が なぜ杉山家に残されていたのか
は分かっていません

太鼓は皮を張り替えることによって 200~300年以上も使い続けることが出来ます
市内にはこの太鼓のほかにも 古くから伝わる太鼓がいくつか残り
今も秋祭りなどで使われています



外の風景もまた味がある


大床の間

案内板にはこう書かれてありました

宝永年間 (1704~1711) に増築された大床の間に飾る二間の大床は
能の舞台を模して造られたものです
けやきの板を漆で仕上げた床板は
真ん中を少し持ち上げて水平に見えるように工夫されています
周囲の壁には 桂離宮と同じ赤みがかかった 「大阪土」 が塗られています

障壁画は増築から約100年後の文化文政年間 (1804~1830) に
大阪の画家で狩野派の流れをくむ狩野杏山守明によって描かれました

波に千鳥を描いた襖絵も同時代のもので 明星派歌人として活躍した
石上 露子 (本名 杉山 孝) のペンネーム 「石川の夕ちどり」 は
この襖絵にちなんだものだといわれています



欄間彫刻



縁側に出れば



見事な庭園



奥座敷

案内板にはこう書かれてありました

奥座敷の建築年代は小屋束の墨書によって
享保19年 (1734) であることがわかっています

座敷との境にある欄間は 狩野派の画家 大岡 春卜の図案を
薩摩杉に彫り込んだもので 元文2年 (1737) に設えられました

杉の磨き丸太を用いるなど簡素な造作は数寄屋風の建築技法で
構成も 違い棚 床の間 付書院 を同じ面に並べる珍しい造りになっています

南縁に対面する茶室は 2畳中板の席で 北側に貴人口があり
奥座敷を待合いとしていました
西側の増築部分は明治期のもので 風呂と便所があり
客人用として利用されていました



石上露子が好んだ茶室



2Fにあがる急な螺旋階段
ココだけちょっとモダン



赤じゅうたんが敷かれ
資料室になっていた



上から望む景色


はじめて入ったのでとても感動した

次は 寺内町センター再び