【深夜のサルサ語り】サルサ人生は続くよ① 水清くして魚住まず | ~ココロとカラダをリラックス~ 旅するように暮らす、PBMトレーナー日記

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首都圏・四国を中心にお伝えしています。

前回のお話は こちら


グランプリ獲得で私が手にしたものは、
ニューヨーク旅行でも栄誉でもなく
パートナーと音楽そのもの、

ふたつの大きな喪失感 でした、

というお話です。(先にネタバレごめん)



気になる方だけどうぞお進みくださいダウン






2度目のニューヨーク、

ジャマイカ、マイアミを走り抜けた

大学最後の夏休みが終わり、
ペアを解消した生傷を抱えたまま
古巣のショーダンスのクラスを再開しました。





ここでもやっぱり良識ある社会人で
大人だったチームメイトたちは
全て事情をわかった上で


そういうこともあるよ
また一緒にやろう 



と温かく迎え入れてくれました。





なのに。





ダンスが、

リズムが、
どうしても噛み合わない。





プロと

というより

特定のひとりとガッチリ組んで
呼吸から組み替えたような
ダンスのコアの部分。

 



コンテストでグランプリをもらった

まさに屋台骨の部分が、
皮肉にもラインダンスのチームワークでは
決定的な違和感になっていました。
 
 





今ならね。

それは一種の、

一時的な職業病のようなもので
前のアイデンティティに

自分をあえて寄せていこうとしないで
時間をかけて新しい軸を作っていけばいいのだ
って、あたまではわかるの(難しいけど)






ラインダンスは全員の呼吸、リズム感が

合ってはじめて美しく見える。


たとえ、他のメンバーのリズムが

多少甘いと感じたとしてもね…

 

と師匠には何度も諭されました。

 

 

 

 

でも、今よりずっと若くて

不器用で

頑なだった私には

そんなことできませんでした。
 

 

 

 

 

 

 

コンテストの特訓で

今までの全部を捨てて叩き込んだ

シャープな音のつかまえ方。
それを根こそぎ変えるなんて。

 

 

 


あの努力とグランプリの実績と音楽性とを

パッケージにして全否定された…

大げさかもしれないけど、

そんな気がしたこともありました。
 



 
私のビフォアアフターを一番よく知っていて
コンテストの表彰式が終わって、
しみじみと「アンリちゃん、がんばったね・・・」って
誰よりも舞台裏を言葉にせずともわかってくれたのは
他でもない、この師匠だと思っていたのに。



まるで、究極まで狭く明るく照らした
スポットライトから一転、
漆黒の闇へと踏み外してしまったよう。





 






生家にも
学校にも居場所はなく
音楽の中にだけ

自分の存在できるところを
必死で開拓しているつもりだった、

わたし。(武蔵ですから)





サルサがだめなら
もう行くところはない



水清くして魚住まず と言いますが
数少ない自分の居場所と思えたところも
住めなくなってしまった。

 


でも

それ以外に
どうすることもできなかった。


合わないリズムに

自分を合わせるような

サルサなら

踊らない方がましだった。




 
そういう危ういものを

抱えたまんまで

わたしはきっと生きていくんだ。

 



 

 

 



でも、だから、
生命力と性的な匂いの

紙一重の危うさが生み出す

サルサのグルーヴ感に
こんなにも、惹かれるのかもしれない 


とも思うのです。


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続く。