1962年の日本シリーズは、東映フライヤーズと阪神タイガースの顔合わせ、お互い初優勝同士の顔合わせ、そして、東映水原、阪神藤本は、巨人時代は藤本が監督、水原が選手の間柄で師弟対決となった。東映は張本勲が中心の打線と、土橋、安藤元博、尾崎が中心の投手陣、阪神は吉田義男が一番の打線と、村山、小山が中心の投手陣。お互い投手力で勝ち、打線は東映がやや上。
{第1戦}
10/13 甲子園球場 35731人
東映0050000000 5
阪神0140000001 6
お互い日本シリーズは初出場同士の両チーム、阪神小山、東映土橋が先発。先制された東映は、3回、青野の2点タイムリー三塁打(青野は相手のミスで生還)、二塁打の張本を置いて吉田勝豊の2ランで一挙5点。その裏阪神も、3つのエラーでチャンスをつかむと、藤本、藤井の連続タイムリーで同点。序盤から点の取り合い。4回以降はお互いの投手陣が踏ん張り延長戦、10回裏阪神は、代わった尾崎行雄から吉田義男の二塁打でサヨナラ勝ち。第1戦がサヨナラ勝利は1953年以来9年振り。阪神が先勝。
{第2戦}
10/14 甲子園球場 35995人
東映000000000 0
阪神00020003X 5
阪神村山実、東映土橋が先発。0-0で迎えた4回阪神は、ソロムコのタイムリーと横山の犠飛で2点先制。試合は進み、2-0で迎えた8回、藤本の3ランで3点追加。阪神先発村山は、8回一死まで1人も走者を出さず、シリーズ史上初、ノーヒットノーランどころか、完全試合も視野に入ったが、結局は2安打9奪三振の完封勝利。阪神連勝。
{第3戦}
10/16 神宮球場 38733人
阪神00010100000000 2
東映00000110000000 2
第3戦、舞台を神宮球場に移動。東映久保田、阪神渡辺が先発。0-0で迎えた4回、阪神は藤井、6回ソロムコがそれぞれタイムリーと小刻みに追加。その裏東映も、毒島の本塁打、7回に岩下のタイムリーで同点。お互いの投手陣が踏ん張り、このシリーズ2度目の延長戦は14回を闘い、日没引き分け、阪神は2勝1分け、東映は2敗1分けとなった。