きちんと伝えたはずなのに、「そんなことは聞いていない」と言われる。

分かりやすく伝えたつもりなのに、なぜかこちらの意図と違う解釈をされて、話がこじれる。

…このような経験はありませんか?
 



話が伝わらない問題は、人間関係のコミュニケーションで最も起こりうるトラブルの1つです。

このようなコミュニケーションが頻発すると、とっても疲れます。腹が立ちます。嫌になってしまいます。

それだけでなく、「どうせ言っても無駄だ」とコミュニケーションをする意欲が低下してしまったり、相手に関心がなくなってしまったり、人付き合いそのものが億劫になってしまったり、自己肯定感が下がってしまったりするかもしれません。


では、なぜ「相手に伝えたつもりなのに伝わらない」のでしょうか?
 

その原因が分からないと、モヤモヤして先に進めなくなってしまいますよね。
 



そこで今回は「話が伝わらない本質的な原因」を3つに絞って解説していきます。

今後コミュニケーション上のミスが起こったら、まずはここに立ち戻ってみてください。


きっと解決のヒントを得られるはずです‼️

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目次
1.【伝わらない原因 ①】伝える目的があいまいになっている
2.【伝わらない原因 ②】「伝わらない」のは相手の責任でもあると思っている
3.【伝わらない原因 ③】そもそも人間関係が築けていない
4.まとめ;伝わらないときは、3つの本質的原因を見直そう


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【伝わらない原因 ①】伝える目的があいまいになっている


「話が伝わらない原因」と聞いて、多くの人が真っ先に考えるのは「結論から伝えていないから」だと考えるのではないでしょうか?

でも、ちょっと考えてみてください。

 

「結論」とは、そもそも何でしょうか?

結論とは「相手に伝えたいこと」です。

 

しかし一方で、結論は

 

「自分が相手に何を求めているのか。そのうえで、なぜ伝えるのか」

 

という「伝える目的」でもあります。

だからこそ、伝える目的が定まっていなければ、伝える内容も定まらないですよね。


以下の事例をみてください。

〈伝える目的があいまいになっているNG例〉
 

夫と妻の会話・・・


夫「健康診断があって、そこでお医者さんから『塩分の取りすぎは良くない』と言われたんだよ」
 

妻「ふーん」
 

夫「だから僕は薄味の食事にしなくてはいけないんだ」
 

妻「ふーん」

…このコミュニケーションでは、
 

・「報告」したいのか?
・「相談」したいのか?
・「指示」したいのか?

 

相手に分からないのです。

このように「伝える目的があいまいになっている」ことが、伝わらない原因として、真っ先に考えられます。

妻が「これは夫からの報告だ」と思えば「そうなのね。お医者さんからそんなふうに言われたのね」で終了になります。

妻が「これは相談だ」と思えば、


「へぇ〜。そう言われたの?私とあなたは同じ食事をして、私は塩分の取りすぎとは言われないから、一緒に食べる分は変更しなくていいと思うわ。あなたが一人で食べる昼食を工夫してちょうだい」

 

と、別の案を出してくるでしょう。

妻が「これは指示だ」と思えば、

 

「指示するのならもっと具体的にしてください。減塩醤油など調味料を買ってきて欲しい。あるいは、レシピを見せて『これを作って』とか言って欲しい」

 

と指示に従うための要求をしてくるでしょう。

このように

 

「報告したいのか?」
「相談したいのか?」
「指示したいのか」

 

によってコミュニケーションは変わってきます。

【伝わらない原因 ②】「伝わらない」のは相手の責任でもあると思っている

伝える目的が明確に定まっていても、「伝わらない」問題が発生する可能性はあります。

そんなとき次に考えられるのは、「伝わらないことを相手の責任にしている」ということです。

一生懸命、分かりやすく伝えたつもりでも、まったく伝わっていないと分かると、腹が立ちます。

 

何度も伝えるほどイライラしてくるものです。

しかし、「言葉自体はシンプルでも、人によって解釈が異なる」ということがあります。

以下の例を見てください。

例えば「四角の上に丸を3つ描いてください」という指示を受けたら、みなさんはどう描くでしょうか?

 

以下の図のように、複数の答えがありうるのではないでしょうか?


↓   ↓   ↓


 



「四角」といっても、それが正方形なのか長方形なのかは人によってイメージが異なりますよね。

また「丸」といっても、それが大きい円なのか小さい円なのかも、描く人によって様々です。

 

そして「3つ並んでいる」という状態も、複数の解釈が考えられそうです。

このように、コミュニケーションを取るときに伝えたいことが正確に伝わらないという問題は、ごく普通に起こりえます。

だからこそ、『伝える側』がよほど気をつけなければ「伝わらない」問題は簡単に生じてしまうのです。

 

「自分が伝えた通りに相手が解釈してくれる」と期待しすぎると、痛い目をみるかもしれません。

とはいえ、もちろん『伝えられる側』も話の意図をくみ取る努力をすることが必要です。

しかし、自分が『伝える側』なのであれば、伝わらない原因は、すべて自分自身に置きましょう。

 

そして、自分の伝え方を見直す良いきっかけだと捉えてみましょう。

 

そのほうが何倍も生産的ですよね。


【伝わらない原因 ③】そもそも人間関係が築けていない

見出しをみて「ええっ?相手に伝わらない原因と人間関係って、関係あるの?」と、疑問を持たれる方がいらっしゃるかもしれません。

実は、人間関係と「話が伝わらない」問題は、大いに関係しています‼️

「自分は普通に質問しているつもりなのに、反論しているように受け取られた」という経験はありませんか?

伝わるように配慮しているにもかかわらず、曲解されるとしたら、それはまさに「そもそも人間関係が築けていない」典型例かもしれません。

多くの人は「伝わらない」問題が生じると「どうやって説明力を上げたらいいか?」と考えます。

たしかに、説明力や論理的な話し方は、コミュニケーションにおいて重要です。


しかし、それだけでは不十分というのも事実なのです。
 


それはなぜなのか?

その理由は、私たち人間は自分たちが思っている以上に「感情に影響を受ける動物」だからです。

例えば「好きな人・尊敬する人・信頼している人」から何か指摘を受けたとき、みなさんはどう思いますか?

 

…少なくとも、不快にはならない、むしろ素直に聴けるというケースも多いのではないでしょうか。

一方で、「あまり親しくない人・苦手な人」から指摘を受けた場合は、どうでしょうか?

 

「こっちの事情をよく知らないくせに、あなたには言われたくない」などと、反発したくなるかもしれません。

そのように、十分な人間関係を構築できていない場合、伝える情報が正しくても言葉尻で反応されてしまい、素直に受け取ってもらえないことがあります。


それほど私たちは「何を言われたか」よりも「誰に言われたか」ということを重要視する動物なのです。

そのため、仕事でもプライベートでも、人間関係をおざなりにしていると「なかなか伝わらない」と心得ましょう。

 


まとめ;伝わらないときは、3つの本質的原因を見直そう

今回は「伝わらない」原因を3つに分けて挙げました。

 

思い当たるものはありましたか?

では、最後に復習しましょう。

「伝わらない」問題が起こったとき、そこには大きく「3つの本質的な原因」が考えられます。

【伝わらない原因】
①伝える目的があいまいになっている
②「伝わらない」のは相手の責任でもあると思っている
③そもそも人間関係が築けていない


今後「伝わらない」問題に直面したら、この原因のどれかに当てはまっていないかを振り返ってみてください。


 


どんな環境にいても、自分1人で出来ることはほとんどありません。


お互いが連携しながら、家庭も職場も進めていくことが求められます。
 

その際に必ず発生するのがコミュニケーションです。

その時に「ちゃんと伝えたつもりなのに伝わらない」ということが何度も起きると、人付き合いが面倒になったり、怖くなったりします。

 

家庭が楽しくなくなってきます。職場が楽しくなくなってきます。自己肯定感が下がってきます。

私は33年間、カウンセリングを行なってきて、その間にいろんな人間関係改善のセミナー、コミュニケーションスキルアップのセミナーを開催してきました。

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