大宮BL小説です。
「「「これ、クラス全員からプレゼントー!!!」」」
派手にデコられたどでかい包みを押し付けられて、僕は苦笑う。
「いやいや、気持ちだけもらっときます」
「ダメー!頑張ってみんなで作ったんだから受け取って!」
「にのちゃんのクラT!」
「学祭ん時絶対着てね♡」
「…やな予感しかしないんだけど」
「なんでそんなこと言うのー!」
「乳首だけ開いてるTシャツとか絶対着ないから」
「んなことしてないよー!」
「いいから開けて!」
開けろ開けろとうるさいから…
渋々包み紙のリボンを引っ張った。
ラインストーンが散りばめられ倒した、レインボーカラーのTシャツがお目見えする。
キャー!と歓声があがった。
「…これまたド派手な…」
「王子様パンツとタイツもあるんだよ!」
「絶対似合うと思ってー!」
「アホか…」
僕はため息混じりに、Tシャツを広げた。
パサ…と何かが落ちる。
「あ、それはおーちゃんから」
「…え?」
「おーちゃんが先生に…って」
「プレゼントん中入れて、ってさ」
「…」
「早くTシャツ当ててみてー!」
ギャル達にせがまれてTシャツを当てるけど…
彼女たちの声が遠く感じる。
僕の心は目の前の包みに持っていかれていた。
大野さんが、僕に…
何を…?
似合うたら着てみろたらなんやら言われ、散々付き合わされた後。
僕は急ぎ足で職員室に戻った。
ド派手なTシャツとは正反対の…
簡素な茶色の紙袋。
僕はそっと、その中を覗いた。
黄色の、比較的大きな…
折り畳まれた布が、見えた。
袋の中は革の香りでいっぱいだった。
「これ…」
「…なんだろう…」
出して広げてみる。
一枚の細長く大きな革細工。
端がそれぞれ袋状に縫われていて…
縫い目の美しさから、大野さんの手作りであろうことがすぐにわかった。
てか…
一体なんなんだろう。
なんだかちょっと、ブックカバーみたいな…
でもブックカバーにしては大きすぎ…
ハッとする。
まさか…
〜業務連絡〜
フォロー申請したけど承認されてないなーの皆様!
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