智さんが先に思いを届けてくれた。
「寸歩不離」の告白も。
「一緒に住もう」の提案も。
だから今度は僕が…
プロポーズという「永遠」を。
「永遠の幸せの約束」を。
そんな気持ちがあることを先に…
智さんに、届けたかった。
でもまだ一緒に暮らせてないし…
「永遠」なんて重いこと…
口にするのはちょっと怖くて。
智さんが知らなくても…
僕がちゃんとわかっていればいい。
いつか…
時が満ちた時。
「実は…//」なんて種明かしを…と、思っていたんだけど。
二人で生きていくための、12の大切な意味。
永遠の約束。
あの折り紙の薔薇に込めた思い。
智さんも僕に…
「届けたい」
そう思ってくれてたんだ…
智さんの指が、僕の頬に触れる。
なぞる。
何度も。
「…泣くなよ」
そう言われて…
初めて自分が泣いている事に、気づいた。
ぎゅっとまた…
抱き寄せられて。
薔薇の花束が潰れそうなほどに、抱き寄せられて。
僕は智さんの胸で、涙を拭った。
「…俺の気持ち」
「伝わったか?」
ん…と、胸の中で何度も頷く。
伝わってるよ。
「寸歩不離」から、もうずっと。
伝わりすぎるくらい、伝わっている。
でも、それでも、何度でも…
こんな風に、聞いてみたい。
そう思う僕は、わがままなのかなぁ…
「…言う、何度でも」
「てか…」
「伝えたい」
智さんは、僕のそんな甘えも、大きく包む。
「いつも、いつでも、気持ちは変わらない」
「ずっと、伝え続ける」
口下手なはずの智さんの愛の言葉は…
僕の胸に深く深く染み込んでいった。
智さんのお誕生日なのに。
僕までプレゼントをもらってしまった。
智さんしか…
智さんにしか渡せない、僕が一番欲しいプレゼント。
それをもらえた…
二人で迎えた、初めての智さんのお誕生日。
僕は決して…
生涯、忘れることはないだろう。
*お付き合いいただき、ありがとうございましたー!
またあとがきは改めてアップしまーす♪♪
