疲れてはいるけど、どうしようもないほど浮き上がってもいて。
ランナーズハイ状態で仕事をこなす。
今日はお昼休みもご飯なんか食べてられない。
どうしてもやりたいことがある。
僕は昼休憩の間、更衣室に籠って作業を続けた。
終業後と会議までの短い休憩時間も全て捧げたおかげで、無事に作りたかったものが出来上がる。
高揚感そのままに、職員会議に参加する。
クリスマス会や餅つき・年明けの生活発表会のことなど議題満載で…
本当なら他のことなんか考えてる場合じゃないんだけど。
気持ちがはやりにはやっていて…
思わず机の下の足が足踏みしてしまうくらいだった。
早く終わらないかな…
そう思うのに。
なかなか終わりが見えない。
他の職員の研究報告中に、ぐぅ…と、とんでもない音で腹が鳴った。
朝から何にも食べてない。
食べる時間、ゼロだったから…
でも不思議と空腹は感じない。
ただただ智さんに会いたかった。
結局会議が終わったのは21時を過ぎた頃だった。
ダッシュで片付けを済ませて部屋を出ようとする。
すると園長から呼び止められた。
「あ、二宮先生」
「ちょっとだけ残ってくれる?」
「倉庫から餅つきの臼出したいのよー!」
ウソ…
今?
それ今じゃないとダメなの?!
はい、とはどうしても言えず…
固まったまま言葉を探す。
はやる心に今にも走り出しそうな足。
僕のこめかみを季節外れの汗が一筋伝った。
