〜ご連絡〜
ただいまこちらのお話に素敵な絵をお貸しくださっておられます赤ずきんさんの個展、会期が昨日で終了と伺いました!
お邪魔したかったのですが…
娘の体育祭などもあり、東京遠征はできず…
めっちゃ残念でした…
でも行かれた皆様のブログを拝見して、行った気になりつつ
楽しませていただきました
次回5月のスコさん展は遊びに行かせていただけたらいいな
なんて…
壮大な夢を抱いております
(♪夢だけ持ったっていいでしょ?♪ですよね🤭)
赤ずきんさん♡
本当にお疲れ様でした🙇♀️
皆様のお写真を通してですが…
私もとても楽しませていただきました!
ありがとうございました
私なんぞがご紹介させていただく必要などないかと思いますが…
赤ずきんさんのご紹介は、また日を改めてさせていただきます!
ではでは…
お話の続きをどーぞ♡♡
大宮BL小説です。
閲覧ご注意ください。
先にこちらをお読みください♡(和也サイド)
まだ人影もまばらの…
早朝の十三。
俺は軽トラのサイドブレーキを引いた。
遠くにキッチンカー。
その周りを掃除する…
女性の影が見える。
しばらく動けずその姿を目で追う。
ハンドルにかけたままの手が、じわっと熱くなった。
不意にその手に…
真っ白な柔らかい手が重なる。
その手から視線を辿る。
和が優しく微笑んでいた。
智「…俺、緊張してるみたいや」
「今、手汗がすごい」
そっとその手を取られる。
和は俺の手のひらに自分の手のひらをぴったりと合わせたあと…
黙って俺の手を拭いてくれた。
和「反対もちょうだい」
そっと…
優しく俺の手を…
和のハンカチが滑る。
ふっ、と気持ちが落ち着いた。
いろんな思いがありすぎる。
そもそも言葉を操るのが苦手な俺。
多分思いの半分も…
言葉にはできないだろう。
でも、それが俺だから。
取り繕わず、俺らしく。
今の俺のまんまで、母ちゃんに会えばいい。
和のハンカチが、そう教えてくれた気がした。
ふっ、と一つ、息を吐いて…
智「…ありがとう」
俺は、和のハンカチと手を…
ぎゅっと握って。
智「行くか」
そう告げた。
軽トラを降りる。
地面に足が着くと…
不思議と覚悟が決まった。
緊張してはいるが、迷いはない。
俺は真っ直ぐに、堂々と…
母ちゃんへと向かっていった。
足元のゴミを掃いていた母ちゃんが、不意に視線をあげる。
完全に、視線が合った。
立ち尽くしている。
俺ははやる気持ちをグッと堪えて…
ゆっくりと歩み寄った。
あともう少し。
そんなところで不意に…
母ちゃんは、後ろを向いた。
肩が震えている。
前屈みになって、エプロンで顔を覆っている。
そんな母ちゃんは…
父ちゃんと同じように。
とても小さく見えた。
そっと…
そばまで行って。
背中に手を添える。
ピクン、と一瞬強く震えた身体は…
俺の背中を摩る手に合わせて…
小さく、小さく…
震え続けた。
ああ…
言葉なんか、何もいらんかった。
こうして、母ちゃんの背中を摩る事ができる。
母ちゃんの温もりを感じて…
俺の温もりを伝えることができる。
それで充分やった。
それができるうちに再会できたこと。
それが全て。
俺は、母ちゃんに、間に合ったんや…
声もあげずに泣く母ちゃんの背中の温もりを感じながら…
俺も、母ちゃんに気づかれないように。
こっそりと涙を拭った。
しばらくして、母ちゃんが顔をあげたから…
俺は、向き合って言った。
智「母ちゃん」
よしえ「・・・ん・・・」
久しぶりにそう呼んで…
それにもらえた返事に。
心底幸せな気持ちになる。
変わらない母ちゃんの笑顔も、俺に笑顔をくれた。
目尻の皺が、時の流れを感じさせる。
変わらない、とは言ったけど。
やっぱちょっと歳いったよな…
こんなん言うたら、父ちゃんちゃうけど塩撒かれるかな…
でも、あの頃の…
寂しそうな、苦しそうな。
死んだみたいな母ちゃんの笑顔はない。
泣いてるけれど…
幸せそうな笑顔。
時が母ちゃんに…
素敵な笑顔を返してくれたのか。
それとも…
奪われた笑顔を、自分で探しに行ったのか。
どっちも母ちゃんの頑張りあってこそやと、改めて感じる。
俺はまず、一番に言いたかった事を口にした。
智「こいつが、世話に・・・あれ?」
横にいるはずの和がいなくて、俺は辺りをキョロキョロと見回した。
少し離れたところで…
こちらを見ている和を見つける。
和の頬に刻まれた…
幾つも流れる涙の筋が。
朝日にキラキラ光って見えた。
智「なんでお前まで泣いてるねん」
照れ臭くて、こんな風に言ったけど。
誰よりも俺達の再会を喜んでくれる和の存在が…
本当に嬉しくて。
今度は俺が和の頬を…
和のハンカチで拭ってやった。
*次回はこの後11時26分、和子ん家です!
