坂爪真吾氏著「日本百名虫」

とても面白い本です。

.虫好きな人はもちろん、虫はちょっと…という方にも興味がわく本だと思います。


とはいえ、実際に手に取る方は少ないと思うので、私が特に「みんなに教えたい!」と思った虫エピソードをより抜いてお伝えします。




今日の虫は「ヨツボシモンシデムシ」。

シデムシは動物の死骸に集まる昆虫。

野生動物の死骸の無い都会では生息しない虫なので、見たことのある人は滅多にないと思います。

もちろん私もないです。

このヨツボシモンシデムシは野外でも見ることが珍しく、専門家や愛好家でも見たことのある人は少ないそうです。


そんな虫ですが、昆虫愛好家には有名な虫なんだそうです。


それは、この虫が高度な子育てをするから。


以下、「日本百名虫」の記述をもとに書かせていただきます。


ヨツボシモンシデムシは小動物の死骸を見つけると、土の中に埋めて肉団子を作り、腐敗を防ぐための分泌物を表面に塗り付けます。

幼虫が孵化すると、親の成虫はまず自ら肉団子を食べ、吐き出して食べやすくした物を幼虫に口移しで与えます。

食事の世話と並行して、幼虫を狙う捕食性の虫や、肉団子の乗っ取りや托卵を目論む同種のメスなど、厄介な侵入者を発見・撃退するためのパトロールもします。

目もくらむような忙しい作業を、幼虫が成虫になるまでの1週間程度「夫婦」で行います。


驚きませんか?

虫が夫婦共同作業で子育てなんて(´⊙ω⊙`)

鳥の話じゃないんですよ。

豆粒くらいの小さな甲虫が…なんです。


虫の中には、父親が卵を背負って孵るまで守るコオイムシや、孵化した子どもたちに生きたまま自分の体を食べさせるコブハサミムシのメスのように、子育てに身を捧げる虫は他にもいますが、夫婦のペアで共同作業で子育てする虫はヨツボシモンシデムシくらいなんだそうです。


しかも、ヨツボシモンシデムシは上翅(硬い方の翅)と腹部を擦り合わせて音を出し、その音で夫婦で「会話」してるそうなんですΣ('◉⌓◉’)

複雑なコミュニケーションをとりながら、協力して子育てするという、信じがたい能力の虫なんです。

何回も書きますが、鳥じゃないんですよ!

いや、坂爪氏も書いてますが、会話のない仮面夫婦よりよほど上の「夫婦関係」だと思います。

子育てを奥さんだけに押しつけている夫君はヨツボシモンシデムシの爪の垢を煎じて飲んだら良いですよ(´・Д・)」



それにしてもすごくないですが、ヨツボシモンシデムシ。

そしてこんな驚きの生態を解き明かした昆虫学者さん達も。

世界は驚きに満ちていますねぇ。



朝ドラ「らんまん」で、万太郎が田邊教授に「虫けら」と罵られて愕然とするシーンがありましたよね。

運と才能のかたまりみたいな万太郎に嫉妬してるのはわかるけど、ひどい言い方…と思うと同時に、田邊教授と万太郎に言ってやりたかったです。

雑草という植物が無いように、虫けらという虫はいません。

どの虫も固有の生態を持ち、生態系の一役を担い、美しくも逞しく生きているのです。


だから、虫と十把一絡げに扱わないでほしい。

もちろん、自分や自分の大切な物を害する虫なら駆除するのも当然です。


でも、夏の終わりになると、蝉やコガネムシが踏み潰されているのを見ると悲しくなります(ノ_<)

短い命が尽きようとしている虫が、何をするというのでしょう。

私の住んでいるマンションの階段でも、毎日踏み潰されたコガネムシを見かけます。

このマンションは民度が高く、良い人ばかり住んでると思ってるのに、酷いことをするものですo(`ω´ )o

なるべく先回りして救っているのですが、このところ2匹続けて踏み潰されました。

潰れた虫の死骸がある方が、虫がいるよりずっとずっと不快なのに。

その死骸を見るたびに、潰した奴の頭上に天の鉄槌が落ちるように…と、呪わずにはいられない私です( *`ω´)



いかん、いかん。

怒りのあまりに闇堕ちしそうになった…



気を取り直して…

人里離れた森の中で、夫婦で子育てする虫を想いましょう。

「あれ?あやしい虫がいるぞ。」

「私が見てくるから、あなたは子どもたちをお願い!」なんて会話しながら、夫婦で頑張るヨツボシモンシデムシを。

まるで絵本の中のよう、ファンタジーみたいですよね(*^o^*)


しかし、不思議だなぁ。

ヨツボシモンシデムシだけがこんな高度な子育てをするんだろうか?

かといって、ヨツボシモンシデムシが他の虫より繁栄してることも無いし。

特殊な環境に生きているわけでもないし。

卵は産みっぱなしが当たり前、オスがメスに食べられる虫もたくさんいる昆虫界で、こんな虫がいたなんて、ただただ驚きです。


きっと、私はもちろん、学者や専門家も知らない不思議が自然にはまだまだ数限りなくあるんでしょうね。

人智なんてたかが知れてますね。



さてさて、それでも虫には興味の無い方のために、本日の朝顔。

絞り柄がたくさん咲いてくれました( ´ ▽ ` )

浴衣の柄みたいで粋ですよね。


秋空みたいな青い朝顔もたくさん。

この色、涼しげで好きです。

翌朝の朝顔のために、夕方チェックします。

葉や蔓、他の花に邪魔されてる蕾がないか調べて、あれば周りを整理します。

それでもこんなふうに形や色が崩れてしまう花があります。

朝顔は繊細な花ですね。

そこが育てる面白みでもあります。



ゴヱモンは今日も豪快に爆睡!

ちょっと心配になるくらい爆睡…


安心してください、お腹動いてますから(^◇^;)

まだまだ暑くて、冷房入れてても寝苦しい夜が続きますね。

私もゴヱモンみたいに爆睡したいな。


皆さんも暑さに負けないよう、しっかり睡眠とってくださいね(´-`).。oO