またまたやってしまいました(T_T)(T_T)(T_T)   下書きが消えてしまい、苦労が水の泡
ああ、しんど。

気力の許す限り書きます。

『新版   動的平衡  ~生命はなぜそこに宿るかのか』福岡伸一

ようやくこの本を読むことができました。
タイトルからさぞや難しい内容だろうと覚悟して臨みました。タイトルが物理学的な匂いがプンプンして、たくさんの方の賞賛の紹介文にも目をつぶり耐えてきましたが、外堀を埋めるように他の作品から読み始め、どうもこれはコッテコテの物理学の本ではなさそうだと、満を持して取り組み?ました。
以下は個人的に嬉しかったポイントを自分の言葉にして挙げました。いきなり基本的な遺伝学はすっ飛ばして私個人の覚書ですので分かりにくいかも知れませんが。ご興味あるところがあれば幸いです。

※  ヒトが人を食べてはいけない理由
ウイルスなどが細胞膜に取り付く時の鍵は、種によって異なるが、同じ種なら、全ての「合鍵」を持っているので、食べた場合しっかり元のヒトの持っているウイルス等を丸呑みすることになりとんでもなく危険。  
ふと思うのは、あの狂牛病も飼料の中に牛の骨粉が入っていたことで「共食い」になり、それにが奇病の発症のひとつの要因になったのではないかということです。(私の考えですが)
そもそも共食いは、「禁忌」のイメージしかないのは、本能的に、危険なことと感じ取っているのではないでしょうか。

※  インフルエンザウイルスの生存戦略の凄さ
インフルエンザウイルスは、上の話でいけば「鍵師」である。
 増殖するスピードが速いので、増殖する度に少しずつ、鍵やコート(膜)の形を変えることができる。それがうまく働くためには近くにそれを試すための新しい宿主がより多く存在することが何より好都合。ですから、昨年からこのグループ内でも話題にあがってきた、大量のニワトリを1箇所で閉鎖的に飼う近代畜産のあり方、(とはいえ、そう思ってるのは日本だけで、他の先進国はとっくにそんな野蛮な身勝手な飼育方法は禁止されていっていますが、何が近代畜産だよ(   ・᷅ὢ・᷄ ))、また、人口過密の大都市はインフルエンザが進化するための格好の実験場となっている。

遅れていると言えば、今思い出しました。
ペットへのマイクロチップの装着の義務化、ようやく日本でも今年から。捨てる時に困るからマイクロチップ埋めないとか、そこですよね、そこ!

閑話休題

1番嬉しかった内容!❤
※  ヒトは、生物として孤独ではなかった!
ミトコンドリアが「共生」しながら、ヒトの中に住むもうひとつの生物だった。
私知りませんでしたわ。なんだか、ミトコンドリアへの愛しさが増大(繁殖)しました。
ミトコンドリアが、細胞内のエネルギーの生産工場で、「寄生」ではなく「共生」であること。これは、ミトコンドリアの体内にDNAが確認されており、それにより自己複製することから、「独立した生物」であると言える。
ポンコツになっていくこの身体、ミトコンドリアさんが一緒に頑張って「動的平衡」を保ってくれてると思うと心強く、勇気さえ感じます。気づくのが遅すぎますが。
また、植物の葉緑体も分裂により指摘され、よって「共生体」である可能性が示唆されている。

  感動したところ❤    ネタバレ⚠️です。
※  ライアン・ワトソン『エレファントム』の中の福岡先生がもっとも感銘を受けたセンテンス
「耳を澄ませよう。自然は歌と真実に満ちている」

南アフリカのクリスナの最後に残った一頭の雌の象「太母(メイトリアーク)」が、1人残されたあと向かったのは、大海原が見渡せる崖の上。すると、海から空気の振動とともに浮かび上がってきた、雌のクジラと 超低周波で話ていた。陸の最大の生き物と海の最大の生き物の雌同士のコミュニケーション。我らちっぽけなぽっと出のヒトなどに聞こえるはずもない。
この瞬間を絵に表した、その絵も載っています。

その、ちっぽけな人類だが何とか、この動物同士の「話」を録音できないかと開発されたのが「超低周波録音装置」。これにより、1984年、1mに近いコンクリーの壁を隔て、象舎の中で、象たちが向かい合って「話している」ことが確認された。

以上が個人的に嬉しい発見の内容です。最後の方の20ページくらい、数式が出てきたところは、頭の筋違いを起こしそうなので避けました。ここが一番好きという頭脳の持ち主もきっと

いらっしゃると思います。

次は 『動的平衡 2  生命は自由になれるのか』に進みます。