
『テスカトリポカ』佐藤究 直木賞、山本周五郎賞受賞作
💮
これは凄い作家さんが出てきた。
舌を巻くとはこのこと。超絶おすすめ。特に長編好きの方々❤満足しますよ!
歴代の直木賞受賞作品より1段上だと思われます。直木賞取っても余る。
分厚いこの作品、直木賞受賞作だけあって、予約が続いていて待ちました。そして私のターンが来ましたが後に予約が立て込んでいるので、4週間のところ2週間で返却とプレッシャー😅
こ、これは読み終えるのか?と焦りましたが、5日で何とか読了。わが町にもこの作品を読了する(多分)方々が複数おられるというのは嬉しいことです。←何様?
やぁ、これは、読み応えある。
表題のテスカトリポカについては作品を読んでご確認ください。
ネタバレにならない程度お話します。
まず、いきなり、
『カルテル』という言葉が登場します。
( ̄▽ ̄;)
か、カルテル? カルテルといえば、
そう!(ご唱和ください!)
カルテルトラストコンツェルン‼️小学校か中学校の社会科で習いましたね。
はい、それです。
今回は「麻薬カルテル」✎ カルテルの言葉の通り、製造、売買に関する活動を行う組織を指しますよ!
はい、その麻薬カルテル、メキシコのギャング団のとばっちりで家族を全て惨殺され1人残った、少女ルシアは、自力で国から国へ旅をして日本に流れ着く。そこで出会ったヤクザの男と結婚し、子ども コシモを産む。
コシモは、母親から完全なネグレクトを受け小学校にも通えず育つ。そして両親を惨殺した罪で少年院へ。
麻薬カルテルの一家は、ドローン攻撃によりほぼ壊滅し、1人残されたバルミロは、復讐を誓う。
そのバルミロの祖母リベルタこそが、この物語の底に深くその口を開ける暗黒の世界をバルミロたち兄弟の幼少期に植え付け、この作品全体の世界となる。
それは、アステカ王国
祭祀歴と太陽暦の2つを用い、神へ新しい52年が始まることを祈るために人間の心臓を生贄に捧げる。
日本では、心臓血管外科医の末永は、『心臓』の神秘に心酔するも、手術の緊張から逃げるために麻薬に手を出す。
矢鈴は、保育園で働くが、そのブラックで過酷な労働から麻薬に手を出す。そこにある日NPO団体から声がかかる。
コシモ、自らはなんの罪もない無垢な心を持ちながら辛すぎる幼年時代を送り家族というものを知らない。
バルミロ ジャカルタでガラガラ蛇の屋台を開きながら何かを狙う。
心臓血管外科医末永、闇医者の野村
人々が出会い、その物語は一体どこへ進んでいくのか。
メキシコ、ジャマイカ、日本を舞台に圧倒的なスケールで、訥々と語られる前半、
人々が出会い絡み会った瞬間から転がり始める歯車。そしてクライマックス。
楽しめます。間違いありません。
この作家さん 次は 『Ank: a mirroring ape 』を借りました。
皆さんお早めにご予約を。