夜間外来でジスロマック(抗生物質)を処方されたとき
「体内に1週間残りますから、授乳もその間はやめてください」
と指導された。
母親が飲んだ薬のほとんどは、母乳中に分泌されるという。
でも、そのほとんどは赤ちゃんが母乳を飲んでも問題にならない薬だそう。
国立生育医療センター の「授乳とお薬 」(服用OK・NGの薬の一覧も掲載)のページには
『母乳はお母さんの血液からおっぱいの中にある乳腺で作られます。
お母さんが飲まれたお薬は、血液に乗って乳腺に届きます。
8割くらいのお薬は、母乳が作られるときにお母さんの血液よりもかなり薄くなることが分かっています。
数少ない濃くなるお薬でも、実際に赤ちゃんがお薬を含んだ母乳をたくさん飲んで、
腸で吸収されて赤ちゃんの血液にお薬が届いて、体のどこか働いて症状が何か出ないと
有害にはなりません。そこまで至るお薬は非常に限られています。』
私もおっぱいに出るのは10分の1くらいという話を聞いたことがある。
日本では赤ちゃんへの影響を心配しすぎるあまり、母乳を中止する傾向があるようで
母乳に分泌される薬についてはお薬の添付文書に
「授乳中の服用は安全性が確認されていません」「授乳は中止させる」
などの文章が書かれているそうだ。
そしてよほど母乳育児に関心があるドクターでない限り
添付文書に沿ってお薬を処方されるので(責任問題もありますしね)、コレを飲むときは授乳中止!となるようだ。
母乳について本当に為になる情報満載で、いつも読ませてもらっているブログがある。
⇒【最強母乳外来 】 by SOLANINさん
いろんなテーマが分かりやすく分類されていて、その中で「★おっぱいとお薬」のテーマもある。
前出の国立生育医療センターのサイトも、最強母乳外来を読んで知った。
だから、ジスロマックを処方されて「一週間おっぱい中止」と言われたときも
「いやいや、飲める薬はたくさんあるはず」と後で最強母乳外来を読むつもりだった。
が、40℃の高熱のせいか、隅々まで検索する余裕がなく
姉に電話してブログ内を探してもらったが「ジスロマックについては記載がない」とのこと。
夜に迷惑かなと思いつつも、おっぱいマッサージの先生に電話して相談。
知り合いの薬剤師さんにまで聞いてみてくれたもよう。
先生の答えは「飲んでも大丈夫だと思うけど・・・」とのこと。
しかし、慎重派のダンナちゃんがそんな曖昧な返答で、薬を飲みながらの授乳を許すはずがなく
病院帰りにドラッグストアに寄り、ミルクを購入するのを複雑な思いで眺める。
そう、TAROは産まれてから一度もミルクを飲んだことがないのだった^^;。
哺乳瓶もシロップ薬を飲ませるときに試しに使ったことがあるが、完全拒否w。
帰宅して、まずミルクを飲ませてみようというダンナちゃんに対して、
「どうしてもオッパイを続けたいから、他に授乳もOKの抗生物質はないか、明日産婦人科に相談してみる。
今晩は、熱冷ましで乗り切る。」旨を伝える。
私の体を心配してくれているダンナちゃんには申し訳ないけれど、そこは譲れなかった。
というか、授乳をやめても3時間おきには搾乳するわけで、
それならTAROに飲んでもらうほうがずっと楽なのだ^^;。
翌日、産婦人科へ電話。
「診察した病院に相談してください、●●系の抗生物質ならいい、など聞いてもらえればコチラでも出せます」
そちらでは診察してもらえませんか?と聞くと、時間かかりますからね~と明らかに嫌そう。
昨日の病院へ電話。
「基本抗生物質は授乳NG。どうしてもというなら産婦人科に聞いてください」
THEたらいまわし。
再度、産婦人科へ電話。
じゃ、相談にこられますか?ということで行く。
「オッパイとおしっこ(の病気)以外でウチにこられても専門外だからね。次からは内科に行ってね。」と院長。
授乳中だから相談に来てるのに。。。
ジスロマックは僕出したことないからな~、(TAROは)9kg近くあるし大丈夫と思うけど、飲み始めの1日くらいは授乳しないでいたら?
そして、効かないかもよ。とフロモックスを処方された。(結局それが効いた)
一応、おっぱいの様子見と検尿もしてもらう。
帰宅し、布団の中で携帯で「最強母乳外来」を見直す。
すると、あった!
ジスロマックも大丈夫との記載が。
喜んでダンナちゃんに見せるも「で?」って感じ。
「ネットの情報を鵜呑みにするな、この人はこう書いていても何の責任も負わないんだから。」
と、とりつくしまなし。
フロモックスが効かなかった場合、ジスロマックを飲まなければいけないかも・・・。
そのきにダンナちゃんや両親はミルクにしろって言うよな・・・絶対、との不安から
ブログの管理者SOLANINさんにメールで質問をさせていただく。
「なぜ、ジスロマックは大丈夫なのですか?」
すると早速、丁寧に説明された記事を掲載してくださった。⇒おっぱいとお薬/その50『ジスロマック』
メールでの補足事項も伝えて、やっと納得してくれたダンナちゃん。ほっ。
万が一何かあった場合・・・を考えるダンナちゃんの気持ちもよく分かる。
けれど、本当は辞めなくてもいいものを辞めるというのも納得いかない。
おっぱいを中断することは、口では簡単に言えるけど、実際に行うのは簡単ではない。
「おっぱいの代わりはある(粉ミルク)けど、お母さんの代わりはいない」
どこの病院でも言われたセリフ。
でも・・・母乳は、その月齢のその子にあった最適なオッパイなのであって、
気軽に代わりがあるとは言いたくない。(ミルクを否定しているものではありません)
私の母も、だんなちゃんも、ミルクを飲む練習をしようと言った。
次、同じようなことがあったときに困るからと。
私の父もミルクをやらんか!と体を心配してくれて、電話口で怒った。
産んだ当初も、預けられなくなるからミルクもあげてたほうがいいよ。とアドバイスされた。
産婦人科でおっぱいを見てくれた助産師さんは、私が10回/日にあげていると知るとビックリしたし、
「7ヶ月で断乳する人もいますよ」と断乳を視野に入れてはという助言をしてくれた。
ただ、おっぱいをあげたい。と思っているだけなのに、それがこんなにも難しい。
ボーッとする頭で授乳しながら、なぜここまでして自分はオッパイにこだわっているのだろう。
と思う夜もあった。
今までがんばってきたから。
オッパイにある栄養を余すことなくあげたいから。
ミルクは飲まないだろうなという予想。
搾乳が面倒くさいから。
妊娠・出産と人工的だったから、せめて母乳だけはという想い。
これらの理由もうそではない。
でも、一番は・・・・
そこに乳があるからっっ!!
・・・冗談のようだが、これに尽きるかも。
いわゆる、これが母性ってやつかしらん。
(病気によってはあげたくてもあげられない場合もある。ということは分かっています。)
もし、また自分が病気になるようなことがあったとき、
薬のことでてんやわんやするのは避けたい。
自分が出産した産婦人科は、あらためて母乳推進派ではないことが分かったし。
(出産前にちゃんと調べればよかったナ、しかし田舎のため選択肢は少ない・・・)
そこで、「私の住む県にも母乳に理解のある病院はありますか。」とSOLANINさんにメールで質問。
我が家からは少し遠いけど、行けない距離ではない病院を教えていただく。
(今回の件では、本当にお世話になりました。SOLANINさん、ありがとうございます。)
全国のBFH認定病院はコチラで検索できます。⇒日本母乳の会
BFH(Baby Friendly Hospital)認定病院とは
1989年3月 WHO・ユニセフは、「母乳育児の保護、促進、そして支援」するために、
産科施設は特別な役割を持っている。という共同声明を発表し、
「母乳育児成功のための10カ条」を長期にわたって尊守し、実践する産科施設を
「赤ちゃんにやさしい病院」として認定している。
今回のことで、おっぱいと薬について深く考える機会が与えられたことに感謝。
薬を飲むからと言って、オッパイを安易に辞めてしまう前に、
どこかに道はある。と信じて、探す努力を惜しまないようにしよう。
自分の子供とオッパイを守れるのは自分しかいない。
受身ではなく、物事の本質を学んで、自らが納得して選択していくことは
難しいことだけれども、大事なことなのだと感じる。
私はTAROを産んだけれど、オッパイを通して、未だ一体なんだと思っている。
TAROが私から離れて、自分の足で歩き始めたとき、オッパイは終わり、
私たちは個々の一人になるんだろう。
そのときがくるまで、どうぞオッパイをあげ続けられますように。
こんなお礼しかできないけれど、イラストを描かせていただきました(*^^*)。
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がんばっていこうぜ、オッパイ。