『りすとかっと』
片仮名でかくと鋭さが増すので
敢えて、タイトルはひらがなで。


ずいぶん昔の友人に
リストカットをしているコがいて


出会って数週間で
私に打ち明けてくれた。


リストカットって
手首にやるもんだと
思っていたけれど


彼女は二の腕だった。


なんで?って聞いたら
「夏は半袖になるから
それがバレないように」って。


いつやるの?って聞いたら
「夜ひとりになったとき
衝動的にやりたくなる」って。



その頃、彼女は
密かな恋愛を何年も続けていた。


もっとストレートに言うと
彼に本命がいるのを知っていて
都合の良い二番目の存在だった。


彼に会いたいと言われた時だけ
寝る間も惜しんで、会いに行く。



そんな恋愛から
一刻も早く抜け出せばいいのに、、。


誰もがそう思うでしょう?



でも、私は止めなかった。



だってさ、彼女の中では
彼が今は全てなんだもん。



もし、全力で止めたって
きっとこそこそ会いに行くと思って。



リストカットが止めれない
という彼女に私はこう言った。



「止めなくて
いいんじゃない?


もっと痛み感じてみな。


生きてる実感するから。」






苦しい恋愛をしていた彼女は
生きる意味を失ってた。


何度も、何度も、死にたい
そう何年も思っていたそうだ。



何度も死のうとして
リストカットをしていた彼女。



でも、彼女は生きてる。



ほんとに死にたかったら
もっと急所をやるはずだって


彼女ほんとうは生きたいんだと
そのとき感じたから。




「Miiちゃんに話せてよかった。
こんなこと人に言うのはMiiちゃんが
初めてだった」って。



そして私は彼女にこう返した




「もしさ、リストカットやりたくなったら私に教えて。止めないからさ。」





それから数ヶ月。



「最近どう?」って聞いたら


「なんか、
リストカット止めなくて良いって
言われたら、やりたくなくなった。


ひとりでお酒飲んでるとき、
衝動的にやりたくなるけど

Miiちゃんの言葉思いだすと
ハッと我に返るよ。」



それからまた数ヶ月。



「私なんであんな奴のこと
好きだったんだろうって


今更ながら思って
彼とお別れしてきた。


携帯も変えてスッキリしたわー!」





だって、さ。




私、
彼女の話しを聴いてただけ
なんだけど、な。










アメブロで知り合った
私の大好きなブロガーさん。
彼女から届いた私の絵は

素描きから完成まで
様々パターンで描いてくださって

その数は20枚を超えています。


でもね、
趣味で描いてるっていう彼女の絵は
「才能」にしか見えないんです。


きっと誰もが
才能の種をもっている。





Mii