さあスイスの旅4日目です。今日も素晴らしい快晴の朝~sの出発になります。昨日と同じくレイティッシュ鉄道のサンモリッツ駅からの出発です。
サンモリッツ発9時38分発のツェルマット行きの氷河特急に乗車です。
2等車ですが明るく狭さを感じません。レイティッシュ鉄道は、メートルゲージ。
線路の幅は世界標準の1,435mmではなく1,000mmと日本のJRの1076mmよりも狭いのですが、座席がゆったりしているので狭くは感じませんでした。
世界一遅い特急「氷河特急」は、時刻通りの発車。さすが時計の王国ですね。これから約8時間の旅。七つの谷と291の橋、91のトンネルを越えて終点マッターホルンの麓ツェルマットを目指します。評定速度(停車時間を含めた平均速度)は約40Km 。途中ラックレール区間の急勾配もあります。まず列車は北東に進みクール駅を目指します。その途中に最初の見所、「2つの険しい岩壁の間にアルプスの自然石を組み、完成された高さ65mの美しい石橋。鉄道建築の傑作です。天候の厳しい山岳地を100年以上見つめ続けてきた歴史を誇るランドヴァッサー橋を渡ります。
車窓から見ればなんてことは無い石橋ですが、ネットで探した画像で見ると
こんな感じ。目もくらむような高さの上を列車は走ります。この橋が100年以上前に作られたとは驚きです。一つ一つ石を積み上げて作ったそうです。
NHKBS4K放送では、私が今回訪れたコースをなぞるような映像が放送されています。
それは、「空からクルージング 氷河特急 マッターホルンをめざして(58分)」・「絶景!映像散歩 夏のスイスアルプス(59分)」・「絶景スイスアルプス ヨーロッパ最高所の駅(2分)」など、私がたどったコースほぼそのままな感じです。繰り返し再放送をされているようなのでご興味があれば是非ご覧になってください。
さて列車は程なくクールに到着します。ここでスイッチバックトなり進行方向が変わります。
そして我々の昼食も積み込まれます。その間しばし休憩。駅には箱根登山電車と漢字で書かれた機関車も止まっていました。一瞬ここは日本か?なんて思いました。われわれの列車を引っ張る機関車は赤いレイティッシュ鉄道オリジナル塗装の機関車でした。
出発するとすぐ、ランチのお時間です。
サラダ・チキンフリカッセのカレーソース・チョコレートケーキ。
座席の前のテーブルの折りたたみを開き広くすると立派な食堂車に早変わりです。
最後のお茶はハーブティをチョイスしました。お皿をひっくり返してみる癖は直らないようです。ドイツ製のお皿でした。
ゆっくり外の景色を見ながら走る列車旅はもう日本ではあまり見かけられなくなりましたね。一部の観光列車と超豪華列車しか体験できない世界になってしまっています。のんびり走る世界一遅い特急列車は名前通り特別の急行列車です。
途中のディゼンティス駅のそばには、ディゼンティス修道院ライン川上流に位置する、1300年以上の歴史を誇るベネディクト会の男子修道院が有ります。ルクマニエ峠とオーバーアルプ峠の入口にあたる標高1,144メートルの丘にそびえ、壮大なアルプスの山々を背景に2つの尖塔を持つ美しいバロック様式の教会が特徴的な、地域の精神的・文化的シンボルとなっています。修道院ですが、今はホテルとしても活用されています。まあ当時も旅人を止めていたようですけど。日本のお寺の宿坊みたいですね。
ディゼンティス駅を出ると列車は、オーバーアルプ峠(標高2033m)越えをめざします。
見えてきた湖は、オーベラルプ湖。ライン川の上流に位置します。
そして列車はさらに山を登り¥始めます。
写真の列車は途中ですれ違ったサンモリッツ行きの氷河特急です。我々は、すでにオーバーアルプ峠を越えてオメガカーブにさしかかっています。
下に見える村に向かって、Ω状のカーブを描きながら下がって行きます。
途中の交換駅ですが、しっかりラックレールが敷かれています。それだけ急勾配と言うことですね。
途中スイスらしい景色が車窓からは見えます。
乗車後約8時間ツェルマットの村が見えてきました。
ツェルマットの街は、ガソリン車の乗り入れが禁止です。日本の上高地のように手前の駅でガソリン車はすべてそこから先には進めません。我々の旅行の荷物もサンモリッツからバスで輸送されていますが最後は電気自動車に乗せられてホテルまで運ばれています。
ツェルマット到着直前、マッターホルンが見えました。通常我々がよく知っているマッターホルンの裏側から見た姿です。添乗員さんは事前にもし天気がよければ見えるかもしれませんと案内はしてくれていましたが、ほぼ見えたことが無いそうです。しかし今日はしっかりと見ることが出来ました。
ツェルマット到着です。ヨーロッパではおなじみの終着駅櫛形ホームへの入線です。
到着は10分遅れ。添乗員さんは到着間際時計とにらめっこ。この先乗り換える登山電車との接続時間が20分弱しか無いとのことでちょっとイライラしてました。もしそれを逃すと次の列車が最終便で、それでは山上のホテルでのディナータイムに間に合わないそうなんです。
10分遅れはかろうじて滑り込みセーフかなと言うところでした。もちろん日本の鉄道と違って、おくれましたというアナウンスは一切なし。10分程度は定時到着と変わらないようです。
レイティッシュ鉄道のツェルマット駅の真ん前が乗り継ぎのゴルナーグラート鉄道のツェルマット駅なんとか間に合いそうです。ここから添乗員さんに加え現地ガイドさんも同行して頂けます。現地ガイドさんは日本人女性で30年ほどツェルマットにお住まいだそうです。
ゴルナーグラート鉄道は、標高1605mから山上駅(標高3131m)をめざします。
中々オシャレな登山鉄道電車ですね。すぐ乗車そしてすぐ出発でした。間に合ってよかった。
いきなりラックレールで急勾配を登り始めます。ラックレールのポイントは一見複雑そうですが、マン中のラックレールごと動いて転換するようです。
途中駅ですがかなり標高が高くなってきました。目の前の山々も雪が残っています。
そしてこの先からは線路は複線になります。そしてさらに急勾配に
先に見える雪崩よけの中を通って山上へと向かいます。
途中氷河も見えます。
そして山上ホテル(3100クルムホテルゴルナーグラート)に到着しました。
今日はこのホテルに宿泊です。
目の前にマッターホルンが見える客室です。
全22室のこぢんまりとしたホテル。約半分を我々のツアーが占めています。
目の前のマッターホルンは、明日の朝までこのホテルに宿泊した人だけのもの。今から最終電車で登ってくる人はこのホテルに泊まる人だけなので、とっても静か。なんと贅沢なことだと感じました。
今夜のディナーは、山羊のチーズのカルパッチョ、サーロインステーキ、チーズケーキです。サーロインステーキはそこそこ美味しかったです。前回のランプステーキに比べ柔らかくしっかり肉の味がしました。日本のステーキには負けますけどね。
と今回はここまでの予定でしたが、もう少しおまけ。
ディナーのあとちょっとホテルの裏山へ。ちょっとした展望台になっています。
氷河も見えますね。でも規模はそんなに大きくありません。地球温暖化の性でしょうか、数年前に比べてかなり小さくなったとガイドさんがおっしゃっていました。
展望台からの望遠鏡をのぞくと、見える山々の名前と標高が表示されます。とってもいいシステムだなと思いました。
展望台からホテル越しに見えるマッターホルン。いつまでも見ていられる美しさです。
そしてこの日の夜中なんと雨が降りました。明日の朝はぐっと気温が下がるでしょう。







































