漫画の中の先生の英文コメントは、実際いただいたものそのまま。原文ママです。

見たときホッコリ泣きそうになっちゃった。

 

 

イギリスのナーサリーでは、子供一人に担当の先生(キーパーソン)がひとりつくというのが一般的。漫画の中にあるコメントを書いてくれたのも娘のキーパーソンのエリザ先生です。

 

 

娘はエリザ先生にはどれだけ助けられたか…。うちのナーサリーは適当や適当やと言い続けてきましたが、生活の端々で「ああしっかり教えてくれてるんだな」と感じることができる一面もありました。細かいんですけど例えば…

 

・ハサミを人に渡すときは刃先を向けない

・ペンを使うときは蓋を失くさないようにペンの後ろにさしとく

・外から帰ってきたらドアマットで靴の泥を落とす(家の中も靴の国だから)

 

…ウン本当に細かいね(笑)。

でもなんだろ、これらの細々した「私は教えていないがナーサリーの生活で覚えてきた」ことを娘がやってるのを見た時、たまらなく嬉しかったんだよね。娘が教わってきた、礼儀作法とまではいかないけれど、ちょっとした気遣いとか生活の知恵的なこと。そこには先生の子供へのまなざしが感じられるような気がして…娘を大事にしてもらっているような気持ちになったんです。それは異国の地で孤独に苛まれることも多かった私には本当にあたたかい、大事な拠り所でした。少なくとも、娘はこの国で孤独ではないんだなって。

 

エリザ先生との最後の面談で、日本へ帰ることを伝えた時、彼女はポロポロと泣いてくれました。娘を2歳半からずっと見てくれていた先生。自身も東欧からの移民で、子供もこちらで育てていらっしゃる方だったので、異国の地で言葉に悩みながら子育てする私にも寄り添ってくれた。娘の英語の相談を彼女にした翌日、その悩みが他の全ての先生に共有されていて、すぐに色んな先生からフォローがあった時には驚いたよな…「あれ!いつもと違って適当じゃないじゃん!」って(笑)。頼りになるキーパーソンでした。

 

 

既に私たちは英国での生活がまるで夢だったかのように日本での生活を満喫しているけれど、娘が今でもエリザ先生の教え通りハサミの刃先を人に向けないように気をつけているのを見ると、「べらんめえ口調」のように快活だったエリザ先生の東欧訛りの英語を、懐かしく思い出すのです。

 

 

 

※東欧の言葉は巻き舌を使うので英語も巻き舌調で、特にサバサバしたエリザの英語は江戸っ子の言葉のようにわたしには聞こえた。あまりそこらへん漫画には反映してこなかったが…