■風林火山 「火」
<写真の電車は本文とは関係ありません>
皆さんは電車の運転席の横のドアから降りた事がありますか?
実は私はあるんです。
数年前、新年会か忘年会かは忘れましたが、
普段お酒を飲まない私は、かなりいい気分になりながら
帰りの電車に乗りました。
その電車は、たまたま当時私の利用していた最寄り駅止まりだったので、
乗り過ごす心配などなく、気が緩みっぱなしで乗っていました。
終点駅に着いたときの車内アナウンスで目を覚ました私は、
車内をチェックしてまわっている駅係員が走り去った後、
ホームではなく車内を通路のようにほろ酔いの状態で、
何も考えず歩いていました。
しばらくすると何やら車内アナウンスがあり、
気がつくと
プシュー。
電車のドアが閉まってしまいました。
この時間、電車は回送となり車庫へ行くだけです。
ホロ酔い気分の私は何が起こったのかわかりません。
しばらく座席に座って周りを見渡した後、ようやく自分が
「発車前の『車庫行き回送電車』」に閉じ込められた
事を把握できました。
酔っ払っていたので、
「せっかくだからこのまま電車に揺られて、車庫に行くのもいいかな?」
とも思ったりしたのですが、早く風呂にも入りたかったので、
なんとか発車する前までにと、足早に先頭車両へ行きました。
乗務員室の窓をドンドンと叩くと、
他の作業をしていた運転手さんが、
ちょっと驚いた様子でこちらに振り向きました。
「すいませーん、ドアを開けてください。」
すると「まったくもう・・・」的表情の運転手さんが、
「じゃー、こっちからどうぞ。」
と乗務員室へ通してくれて、
運転手さんが乗降するドアから降ろしてくれました。
酔っ払っていた私は、
「うぉー!こんなとこから降りれるぜぇぃ♪」
なんて内心浮かれていました。
「次からは気をつけてくださいね!」
とちょっと強い口調で注意された後、
「(ご乗車)ありがとうございました。」
と言ってくれました。
今思うと、とても迷惑な事をしたと反省すると同時に、
こんな迷惑な酔っ払いに対しても最後に
「ありがとうございました。」
なんて声をかけてくれて・・・
運転手さん・・・・
本当に・・・・
すいませんでした。。
嗚呼・・・
恥かしい事火の如し。