■出来事 社会とは | 通勤快速≡の【観察眼ブギィ】    

■出来事 社会とは

例によって本日も出勤な訳ですが、
土日の電車は比較的空いています。



本日、車中で私は座って本を読んでおりました。
徐々に車内が混み始め、立っている人が目立つようになった頃、
ある駅で初老の男性が乗車し、私の前に来ました。



ヒジを曲げて体をひき付ける様な格好で吊革につかまっているので、
座っている私との距離も通常の間隔よりも近く、若干圧迫感がありました。
そして私はちょうど本を読み終わった所で、
一体どんな人なのか確かめようと、ついに視線を上げました。








!!(電撃っ)







 
そこに居たのは小奇麗な格好をしたいわゆる「オジサマ」。
その剛毛そうな鼻毛も気になりましたが、
それ以上に伝えたい事がっ!


私は思い切って行動に移しました。
自分のつま先で「オジサマ」のつま先を軽くノック。

「コンコンコン」

 
オジサマは“たまたま何かの拍子に足が当たったのだろう”といった感じ。
まるで私のメッセージを気にも留めていない。
仕方がないので更にノック。するとようやく気付きました。

 
キョトンと私の顔を見るオジサマ。
私は車内を気遣いながら、「目線」と「アゴ」を使ってサインを出します。



 
「クイッ、クイッ (・・・ほら・・0点・・)」




「?」





顔をしかめるオジサマ。

 

「(ダメだ。伝わってない・・)」

 


私はもっとアゴを突き出し、大げさに眉毛を上下させてサイン。


「(ちょっと、ちょっと・・・

 













 
チャック全開でっせ!)」







 

 


ようやく理解したオジサマは何事も無かったかのように
そそくさとチャックをあげました。


私はそっと笑顔で答え、そのまま寝たフリを演じて降車駅まで過ごしました。

降車駅では私と入れ替わりに「オジサマ」が席に着きましたが、
その間2人は一度も視線を合わせることがありませんでした。




実際にこういう場合、本人に知らせてあげるべきなのか迷いましたが、 
結果的に知らせて良かったなと、少しだけ良い事をしたような気がした
サタデーモーニングでした。