英語講師、通訳、翻訳者の門田直樹です。

 

 


「英単語がなかなか覚えられない」という声は、英語学習者の中で最も多い悩みのひとつです。

 

 

 

私も同感で、指導の現場でも、この悩みを持つ方に数多くお会いしてきました。

 

 


今日は英単語の覚え方、特に「クイックレスポンス」という考え方についてお伝えしたいと思います。

 

 

 

  なぜ英単語はなかなか覚えられないのか

 


英単語が定着しにくい原因のひとつに、「1語ずつじっくり時間をかけすぎる」ということが挙げられます。

 


丁寧に覚えようとすること自体は悪いことではありません。

 

 

ただ、1語に何分もかけていると集中力が途切れやすく、結果として定着しにくくなるという側面が大きいと感じています。

 

 


もうひとつの原因は、「触れる頻度が少ない」ことです。

 

 


例えば、1週間で100語覚えるとして、「1日15語ずつ」と「毎日100語全部に触れる」では、後者の方が記憶の定着率が高くなりやすいのではないでしょうか。

 

 

人間の記憶は「時間よりも回数」によって強化されると言われています。

 

 

 

少ない語数をじっくりより、全量を高速で繰り返す??この発想の転換が、まず大切です。

 

 

 

  クイックレスポンスとは何か?

 

 


「クイックレスポンス」とは、単語を見た瞬間に意味をパッと答える練習のことです。

 


1語あたりにかける時間の目安は2秒以内。

 

 

「えっと、たしか……」と考え込む前に次へ進む。

 

 

このスピード感が、記憶定着のカギになります。

 

 


単語を覚えるということは反射的に意味が出てくる状態を作るための訓練、とも言えます。

 

 

 

英語を実際に使う場面(読む・聞く・話す)でも、単語を瞬時に処理できる状態が求められますよね。

 

 

 

「覚えている」と「使える」の間には、このクイックレスポンスの差があると感じています。

 

 

 

  単語の覚え方:音声・声出し・書くを組み合わせる

 

 

音声データを活用する

 

 

多くの単語帳には音声データがついています。

 

 

これを積極的に活用することをおすすめします。

 

 


目から入る情報(文字)に加えて、耳から入る情報(音)が加わることで、記憶の回路が増えます。

 

 

発音を正確に把握することで、リスニングでの単語認識率も上がる、という効果も期待でき、一石二鳥ですね。

 

 

 

声に出す・書くことも取り入れる

 

 

ただ単語を見ているだけでは、受動的な学習にとどまりがちです。

 

 


声に出すことで「聴覚」と「発声運動」が加わり、記憶に残りやすくなります。

 

 

書くことで「手の動き」という身体感覚も加わります。

 

 

すべてを毎回やる必要はありませんが、組み合わせることで覚えやすくなり、単語をより思い出しやすくなるのではないでしょうか。

 

 

 

1語1義から始める

 


単語帳には複数の意味が載っていることが多いですが、最初は「自分が一番覚えやすい意味」1つに絞ることをおすすめします。

 

 


全部の意味を一度に覚えようとすると、かえって混乱しやすくなります。

 

 

読解や演習で「別の意味が必要」と気づいたときに、その都度別の意味を追加していけば十分です。

 

 

 

  「忘れること」との向き合い方

 


英単語を覚えていて、「あれ、昨日覚えたのに……」と忘れてしまうことは、誰にでも起こります。

 

 


ここで大切なのは、忘れても焦らないことです。忘れること自体は、決してマイナスではありません。

 

 


むしろ「一度忘れてから再度覚える」プロセスが、記憶の強化に役立ちます。

 

 

忘れかけたタイミングで復習することで、記憶の定着率は大きく上がると言われています。

 

 

 

大量に速く触れ、忘れ、また触れる。

 

 

 

このサイクルこそが、英単語習得の核心ではないでしょうか。

 


すぐに覚えられないからといって「自分には向いていない」と思う必要は、必ずしもありません。

 

 

触れる回数を増やすことで、英単語は段々記憶に残っていきますので焦らない余蘊して下さいね。

 

 

 

  まとめ

 

 

1語ずつじっくり時間をかけすぎず、クイックレスポンス(2秒以内)を意識する

 

1週間100語なら、「毎日100語全部に触れる」方が記憶に残りやすい

 

1語1義から始め、必要に応じて意味を追加していく

 

 

忘れることを恐れず、再度触れるサイクルを続ける

 

 


英単語の暗記は、才能や根性よりも「触れる頻度」と「クイックレスポンス」の仕組みを理解することで、誰でも覚えやすくなると感じています。

 

 


今週だけでも手持ちの単語帳を1冊、「1語2秒以内」で音声を聞きながら声に出して、100語通してみることを試してみてください。

 

 

 

人によって聴覚優位な人、視覚優位な人、手を動かした方が覚えやすい人に分かれますので、自分がどのタイプなのかを知ること重要です。

 

 

 

ちなみに私の場合は、音声を聞きながら、単語を声に出しながら書くのが一番早く覚えられます。

 

 


色々試してみて自分に合うやり方を見つけるようにして下さい。
 

 

 

皆さんの単語の覚え方で何か良い方法があれば是非教えて下さい!!

 
 

 

ご意見、感想大歓迎です。

 

 

 

 

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