昨夜、無事にカンボジアから母が帰国いたしました。
母の誕生日が出国中だったので、
「誕生日おめでとう!」と、電話したんですよね~
そしたらば。
「・・・誕生日??」
「あっ、そうか!!私誕生日だったんだ~!!」
・・・忘れてた様子。
まぁ、それだけ楽しかったんですかね。
何よりです(^∇^)
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- ラブレス (新潮文庫)/桜木 紫乃
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この方の本は、自分がテンション高すぎたり、楽しいときは
読めません。
しっとり、じとーっとしたときに読む感じ。
あくまでも、私は(^∇^)
(あらすじ・帯より)
風呂は週に一度だけ。電気も、ない。
酒におぼれる父の暴力による支配。
北海道、極貧の、愛のない家。
昭和26年。百合江は奉公先から逃げ出して、旅の一座に
飛び込む。
「歌」が自分の人生を変えてくれると信じて。
それが儚い夢であることを知りながらー
他人の価値観では決して計れない一人の女の「幸福な生」。
「愛」に裏切られ続けた百合江を支えたものは、何だったのか。
帯から引用しましたが、読んだ方ならわかる違和感が。
百合江は「愛に裏切られ続けて」はないですよね。
ちゃんとそれが長くは続かないことを知っていた。
でも、長く続いた「愛」もあった。
だからこそのラストです。
物語は、百合江の過去の語りと、百合江の妹である里実の
娘である小夜子の語る現在から成り立ちます。
そんな年でもないのに、老衰で死の床につく百合江。
百合江の過去をその娘である理恵とともにたどる小夜子。
小夜子のお腹には、子供が。
百合江の人生は、本当に過酷なものだった。
でもそれは私たちが見るとそう見えるだけで、百合江には
そうではなかったのかもしれない。
「なるように、なる」
「どこへ向かうも風のなすまま。からりと明るく次の場所に
向かい、あっさりと昨日を捨てる。捨てた昨日を惜しんだり
しない。」
最後に死の床で、百合江の人生に愛があったことが証明
される。
ユッコちゃん、だいすきよ―
その様子を見た里実は、姉の人生が不幸でもなく自分より
劣るものでもなかったことを悟ったのではないか。
この小説には、桜木作品の中で主人公になってきたような
人物が多く登場する。
百合江、その娘・理恵、百合江の母・ハギ、宗太郎、石黒、
最低すぎる男・高樹。
そういう意味で、集大成のような作品だったな、と思いました。
★★★★