昨夜から強風&豪雨だったようで。
起きたらベランダがすごいことになってました。
朝ゴミ捨てに外に出ると、もわーっとしたなんとも
いえない暖かさ。
うーん、気持ち悪い。
強風被害もあるようなので、皆さま気を付けてお過ごし
ください。
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- 八幡炎炎記/村田 喜代子
- ¥1,728
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「ゆうじょこう」を読んで以来、気になっていろいろと読んで
います。
新刊が出たとは聞きつつも、いつもどおり予約する派では
ないので、出会いを待っていたところ、中央図書館で出会え
ました。
(あらすじ・帯より)
炎々と天を焦がす製鉄の町・北九州八幡で繰り広げられ
る少女の物語。
敗戦の年に生を享けたヒナ子は、複雑な家庭事情の中で
祖父母のもと、焼け跡に逞しく、土筆のように育っていく。
大沢在昌の「海と月の迷路」が軍艦島の生活をメインに
してのミステリーを書いていましたが、こういう混乱期の
記録のような物語に興味があります。
こちらは北九州・八幡の物語。
この町が本当は原爆の第一目標であったことは有名だと
思いますが、そのことを絡めて物語は進みます。
広島から、師匠の妻と駆け落ちしたために被爆を免れた
瀬高克美とミツ江夫妻。
ミツ江の姉で、八幡に住むサトとトミ江。
八幡の町は製鉄によって敗戦後も成長を続けているため
に、子供がいろいろな親類から集まってくる。
たくさん産んで、たくさん死んでいた時代。
子供はみんなで育てるものだった。
ヒナ子もサトが引き取った百合子から生まれた。
そんな親なし子や、養子、在日朝鮮人の子供がわらわら
と暮らす町。
変わらずに炎を吹き出し続ける高炉は炎のかたまり。
その炎にてらされるようにして、それぞれの生活は点々
としていく。
お金もないし、困ることも多い時代。
でもなんとかやっていける。
克美のように、女で身を持ち崩さなければ・・・
タイトルに「記」とあるように、記録になっている。
もう、今はない敗戦直後の時代の記録。
八幡の1年における風物詩。
物語の終わりに、「第一部了」とあるので、続く模様。
ヒナ子の成長とともに、追いかけて記録として読んで
おきたい本となりそう。
★★★