うーん、京都へ行きたい熱がどんどん強くなっております。
近いし行けばいいんだけど。
でもせっかく行くから計画的に・・・とか、もう少し紅葉して
から・・・とか、なんかいろいろ考えすぎ!
東寺の特別公開が開催されてるし、立体曼荼羅も
見たいし!
やっぱ最初は東寺か~??
あくまでも、仏像目当てな私です。
- 新選組 幕末の青嵐 (集英社文庫)/木内 昇
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そんな中、これを読んでいると、余計に京都への思いが強く
なります。
久々に時代小説を・・・と思って見ていると、木内氏&
新選組!とくれば、読まないわけにはいきません。
新選組を扱った小説は本当にたくさんあります。
当然私も嫌いではないので、いろいろな方が書いた
ものを読んできました。
今までの私のベスト新選組小説は・・・ベタですが
司馬遼太郎の「燃えよ剣」です。
決して土方ファンではない・・・のですが。
でもこれ、司馬遼超えたかも。
燃えよ剣は言うまでもなく、土方の目線から描かれたもの。
しかし本書は、新選組やその周りの人物の16名から語られ
ている。
そして43章からなっているので、視点がどんどん変わって
いくのだ。
これが実にうまくできていて面白い。
幕末の出来事って本当に目まぐるしい。
私は新選組は好きなので、新選組内の事件はよくわかる。
(池田屋事件、山南切腹、油小路など)
でも、幕末の大きな出来事(薩長同盟や大政奉還など)が
新選組の中のどの事件あたりにくるのか、ということが全然
頭に入ってきていませんでした。
それが語り手を入れかえることで、わかりやすくなっている。
そして各事件などに関わった者の語りによって、その事件も、
その者の内面も見事に表現されているのだ。
特に斉藤・永倉の人物像がとても面白かった。
人斬りのみが目的の斉藤。
「普通である」自分に悩む永倉(もちろん決して普通ではない)。
斉藤が変わっていく様子が語り手が変わることで現わされていて、
繋がっていくのは面白い。
本書ではやはり土方・斉藤・永倉が魅力的かな。
まさに、木内氏に各人物がのりうつって書かせているかのような
新選組小説でした。
★★★★