うーん、京都へ行きたい熱がどんどん強くなっております。



近いし行けばいいんだけど。

でもせっかく行くから計画的に・・・とか、もう少し紅葉して

から・・・とか、なんかいろいろ考えすぎ!



東寺の特別公開が開催されてるし、立体曼荼羅も

見たいし!

やっぱ最初は東寺か~??



あくまでも、仏像目当てな私です。






新選組 幕末の青嵐 (集英社文庫)/木内 昇
¥886
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そんな中、これを読んでいると、余計に京都への思いが強く

なります。




久々に時代小説を・・・と思って見ていると、木内氏&

新選組!とくれば、読まないわけにはいきません。




新選組を扱った小説は本当にたくさんあります。

当然私も嫌いではないので、いろいろな方が書いた

ものを読んできました。

今までの私のベスト新選組小説は・・・ベタですが

司馬遼太郎の「燃えよ剣」です。

決して土方ファンではない・・・のですが。



でもこれ、司馬遼超えたかも。



燃えよ剣は言うまでもなく、土方の目線から描かれたもの。




しかし本書は、新選組やその周りの人物の16名から語られ

ている。

そして43章からなっているので、視点がどんどん変わって

いくのだ。


これが実にうまくできていて面白い。



幕末の出来事って本当に目まぐるしい。

私は新選組は好きなので、新選組内の事件はよくわかる。

(池田屋事件、山南切腹、油小路など)

でも、幕末の大きな出来事(薩長同盟や大政奉還など)が

新選組の中のどの事件あたりにくるのか、ということが全然

頭に入ってきていませんでした。




それが語り手を入れかえることで、わかりやすくなっている。




そして各事件などに関わった者の語りによって、その事件も、

その者の内面も見事に表現されているのだ。



特に斉藤・永倉の人物像がとても面白かった。

人斬りのみが目的の斉藤。

「普通である」自分に悩む永倉(もちろん決して普通ではない)。

斉藤が変わっていく様子が語り手が変わることで現わされていて、

繋がっていくのは面白い。

本書ではやはり土方・斉藤・永倉が魅力的かな。



まさに、木内氏に各人物がのりうつって書かせているかのような

新選組小説でした。




★★★★