ネタバレ注意。

・・・って私の感想は、すべてそうかも??


阿蘭陀西鶴/講談社
¥1,728
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朝井作品は「恋歌」に続く2作目。


元禄時代を代表する、華やかな俳諧の読み手

であり浮世草子作家の井原西鶴。

妻を亡くした後は、その生活をかげで支えて

いたのは、盲目の娘・おあいだった―



俳諧の道を進む西鶴。その道は、途中から草子作家

の道へと変わっていく。

草子作家は俳諧士よりも地位が低くみられていて、周囲

のものは俳諧の道へ戻ることを勧める。

今までにないことをやる、ということは途方もないエネルギー

が必要なのだな。



しかし西鶴の書きたいものは、草子にあった。

その変わりようを、家の中の生活が己の生活のほとんど

すべてであるおあいの眼からみっちりと書ききっている。


おあいは派手な父親を嫌っていたが、意外な父の一面を

他人から聞かされたことで心を父に寄り添わせていく。





実在の人物の小説なので、行きつく先はわかっているのだが

西鶴とおあいの生活が好ましく、ずーーーーっと読んでいたい

心地にさせられた。




また、おあいが母にみっちり仕込まれた料理の数々が

おいしそうに描写されていて。


冷やし飴とか、冷やし瓜、鯵の干物をほぐしたものを添えた

素麺とか・・・



料理下手な私は恥ずかしい(ノ_-。)



★★★★