前回の記事で書いた「雪」の詩を使った小説・・・
全然思い出せません(^∇^)
桜木紫乃氏の本かなぁと思ったのですが、違う模様。
子供を幼いときに捨てた母が、のちにその子を思って
思い浮かぶ詩・・・みたいなイメージだったのですが。
まぁまた思いだせるでしょっ![]()
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初中村作品。
とりあえず短編集から・・・と思って読んでみたが
当たりかな~
13の短編から成り立っていて、書かれた時期も全然
違うのに漂う雰囲気は似ている。
あとがきで作家自身も書いているが、ゆるくつながって
いて(数編のものは違うが)連作のようにも思える。
登場人物もつながっているし。
心の闇をうまく漂わせるというか、吐露しているというのか。
自分自身がモデルであろう小説家については、小説を書く
ということの歪さを自身が感じていて、神経症的なものも
描き出している。
本当に小説を書くのは大変なんだなぁ。
純文学作家についての、世間の評価についてもとても
気にしているのだろう。
だからこそ、「いろいろと吸い込みそうなほど」目の下に
クマもできるってことなのだろう。
実際、ネットで見た著者近影ではクマが見てとれた(;^_^A
しかし書かれている心の闇は醜くはないし、読みにくくもない。
それほど己の内情をさらけ出しているのに、だ。
「蛇」や「信者たち」ではこの人ならではの官能小説に
仕立てあげている。
タイトルの「A」「B」では、極限状態の兵士の歪んだ心情を
あぶりだしている。
この二つの短編は、内容が内容だけにちょっと評価が
難しいところだとは思うが・・・
次は長編にチャレンジしてみたいと思う。
そういえば、芥川賞受賞者の作品はそれから数年たった
もので評価するという読書家さんがいた。
なんとなく、わかるかも。
どっちに転ぶか、ということかな。
★★★