先日届いたmasayoさんのスピリチュアルアート。
ここにも描かれている熊。
今日はアイヌにとっての熊という存在についてを書いていきます。
熊はキムン・カムイ(狩猟の恵みのある山に住むカムイ)
ヌプリ・コル・カムイ(山岳を守り住むカムイ)
カムイ・エカシ(カムイであるおじいさん)
などと尊称で褒め称えられるているほどにアイヌにとって特別な存在だったそう。
アイヌの人々が熊を狩った際にその熊が子グマを伴っていた場合は、
その子グマを連れて帰り大切に大切に「わが子」として育てる。
人間の母乳を与えることもあったんですって。
そうして大切に育てた子グマを数年後
イオマンテ(熊送り)の儀式を行い、子グマの両親や親族のいる天界に送り帰す。
親を失った子グマは一人では野生で生きていくことができない。
また、人間の匂いのついた熊は動物世界で生きる事も難しい…
大きく成長してしまった熊は村で共に暮らすには危険…
という理にかなった理由があるのでしょうね。
私はこのイオマンテの儀式に関する物事を見聞きすると、
なんだかもう勝手に涙がこぼれて仕方がなくて。
泣いちゃうからイオマンテに関する記述とかは読めないくらい…![]()
それが、最近読んだ本の中にあったこの文章を読んで
フチ(おばあさん)は
「子熊を天の本当の両親のもとに返すとはいえ、かわいそうなものだ」
と語っていました。
「子熊をわが子として育てた人間の母親からすれば、
別れが辛くて泣いてしまうので、みんなでなぐさめたものだ。
だから、家の中ばっかりいて外にはでなかったんだよ」
あぁ…やっぱり辛くて悲しかったんだなぁって。
アイヌの人々は平気だったのかなぁ…ってずっとモヤモヤしてたけど
それを読んでなんだか安心した。
人間に大切に育てられた子グマは
イオマンテの儀式を経てリクン・モシリ(天方の世界)の両親のもとに帰り
自分が幸せであることを、人々の夢に現れてこう語る。
私というものは
幸いにも
立派なおみやげ
おいしい食べ物
どっさりともらって
カムイのとうさん
カムイのかあさん
のもとに
到着しました。
悪事払いをしてもらい
喜んで迎えられました。
多くのカムイ・ウタリが
互いに喜びあいました。
これからというものは
カムイのとうさん
カムイのかあさんと
いっしょにいて
かわいがられて
いつまでも
暮らすつもりです。
人間のとうさん
人間のかあさん
決して決して
私のことを心配しないで下さい。
安心していて下さい。
人間のとうさん
人間のかあさんが
私をかわいがってくれたことを
いつまでも
私は忘れないで
いつも、いつも、
あなたたちを見守るつもりです。
(アイヌ語の贈り物/野上ふさ子)
実は、masayoさんからも同じメッセージを頂いておりまして。
「私たちはずっとあなたを見守っている」って。
私はそのメッセージを読んでまたまた泣きました![]()
ありがとうー![]()
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