何も遮るもののない
心の浜辺に
たたずんで
白と空色の波しぶきと
一片の曇りもない
澄んだブルーに
静けさがひろがる。

時が流れることもない。

巡る朝と夜は
目に映る
色だけを変えて
なにもない地平に消える。

どれほどの
星が生まれて
燃え尽きる
途方もない間、
ほんの
一瞬の瞬きの間も。

時のない
心の浜辺には
音もない
静寂が満ちている。

浜辺を見つめるのは誰。

この静けさ

砂の一粒

距離のない風景

“私”はなく

目の前のすべてがある。




熱帯スイレンを描いた。