底のない水差し名前のないところで出会う。それはまだ物心つく前の、透明な瞳をした子どものように。世界と自分は一体で知識の毒に触れることもなく、好奇心のまますべてに触れてはそれになる。鳥が鳴けばその音に星が瞬けばその光目を見交わせばふたつに隔てるものはなにもない、空っぽで永遠に注がれる底無しの、愛。水差しを描いた。愛はあらゆる<色>すべて。そんなイメージで。