この瞬間を
見つめ、ふいに
自分はここに在るだけで
それがすべてだと、
前触れもなく
喜びがあふれる。

清らかな水が
涙を洗い流してくれる。
自分はずっと
ただ
そうだったと。

それはいつも
気付かず見過ごしている、
足元に咲く小さな花に
似ている。

かけがえのない。

愛の前では
すべてが
ナンセンス。

自己の光に
消え去る幻。



スミレを描いたえんぴつ