週刊誌などで連日、映画『君の名は。』の大ヒットの分析や、
その魅力が語られているなかで
たまたまこの
『この世界の片隅に』を取り上げている雑誌を見つけた
監督の本作に対する情熱や、
原作を愛するたくさんの惜しみ無い協力、映画化への意気込み。
ストーリーは戦争ものだという、ほんのさわりくらいだったが
興味が湧いて、観てみることにした。
ここ数日、TVでもちょくちょく
この映画が紹介されていたこともあってか、
平日の15時台だったけれど
観客はけっこう多かった。
まず、とにかく柔らかな、優しさがにじむようなタッチのアニメーションだなあと感じた。
登場人物の表情も優しい。
あどけない少女から、大人の女性へと主人公・すずが成長してゆくにつれ、穏やかな日々の営みに
戦争という不穏な黒雲が
着実に影を落としてゆく。
ただ、この作品の主眼はすずという、戦時下で毎日を生きることに全力を注いだひとりの人間の視点で見る戦争映画・・というより、
戦時下の暮らし、というほうが近いかもしれない。
作中には、反戦の意思などは明確には表現はされず、
戦火のなかの犠牲や、やり場のない思い、憤りは、主人公の目をとおして観客は体験し、
上映後になにが響いて残るのかは、
見る側の心が知ることになる。
食糧難、路傍の野草、空襲警報。
針仕事、風景画、防空頭巾。
焼夷弾、軍艦、青い海・・
原爆、終戦、それからの日々もまた続いてゆく。
時代の波に揉まれながらも、
日常を大切に、そして懸命に生きた女性の物語。
記憶に残る、観て良かった作品。

その魅力が語られているなかで
たまたまこの
『この世界の片隅に』を取り上げている雑誌を見つけた
監督の本作に対する情熱や、
原作を愛するたくさんの惜しみ無い協力、映画化への意気込み。
ストーリーは戦争ものだという、ほんのさわりくらいだったが
興味が湧いて、観てみることにした。
ここ数日、TVでもちょくちょく
この映画が紹介されていたこともあってか、
平日の15時台だったけれど
観客はけっこう多かった。
まず、とにかく柔らかな、優しさがにじむようなタッチのアニメーションだなあと感じた。
登場人物の表情も優しい。
あどけない少女から、大人の女性へと主人公・すずが成長してゆくにつれ、穏やかな日々の営みに
戦争という不穏な黒雲が
着実に影を落としてゆく。
ただ、この作品の主眼はすずという、戦時下で毎日を生きることに全力を注いだひとりの人間の視点で見る戦争映画・・というより、
戦時下の暮らし、というほうが近いかもしれない。
作中には、反戦の意思などは明確には表現はされず、
戦火のなかの犠牲や、やり場のない思い、憤りは、主人公の目をとおして観客は体験し、
上映後になにが響いて残るのかは、
見る側の心が知ることになる。
食糧難、路傍の野草、空襲警報。
針仕事、風景画、防空頭巾。
焼夷弾、軍艦、青い海・・
原爆、終戦、それからの日々もまた続いてゆく。
時代の波に揉まれながらも、
日常を大切に、そして懸命に生きた女性の物語。
記憶に残る、観て良かった作品。
