昨日は児童精神科の受診日でした。


診察室に入るとゴソゴソ家捜し(?)を始め、引き出しから半端な長さのエアチューブを発見した長男。口に入れてカミカミします。先生が、

「後で消毒するから大丈夫だよ」

と言ってくださいました。


まず、園の加配の先生に頼まれていたことを聞きました。長いけど、メモ代わりに記録しておきます。


●給食の食器を投げてしまう。対応は?

嫌いなメニューを拒否する時に暴れて、たまたま当たった食器が床に落下したことがきっかけで始まってしまった食器投げ。食器の立てる音が楽しくてやることもある。家では全く見られない。

→食器が落ちたら嫌いなものを食べずに済んだので「嫌だ」という意思表示のために食器を落とす(≒投げる)行為が定着してしまっている。

対応としては、明らかに嫌いなものは出さない。嫌そうにしていたり、投げて遊ぼうとしている場合は速やかに下げる。投げられてしまった場合も、黙って淡々と速やかに片付ければオッケー。声掛けしても本人には入らないし、声掛けが食器投げ行為の強化子となってしまうおそれもあるため無言がベスト。

物を投げる以外で「嫌だ」を表現する方法が見つかると投げる行為はなくなるので、それを見つけて誘導し定着してあげられるといい。長男レベルだと言葉はもちろんジェスチャーも難しいので、介助者の手を押し退けるとか、奇声を発する程度の方法で全然構わない。

自宅では嫌いなものを出してないんじゃないのかな?だから食器を投げないはず(まさにその通りです)。


●降園時に園のおもちゃを手放さない場合は?

以前は自宅から持ってきたおもちゃと交換することで手放せたが、こだわりや執着が出てきたのかその方法では手放せないことが多い。

→子どもが怒り、それに大人が根負けして許してしまうのが一番の悪手なので、どうしても手放さない場合は無理矢理取り上げる方法で良い。泣いたり怒ったりするだろうけれど、必ずいつか切り替えられる。


●踊らない子のお遊戯タイムの過ごし方は?

長男は踊れないけれど、お遊戯タイムにみんなの輪の中にいるのは好き。加配の先生は自由にさせているが、周りの先生が「後ろから手を持ってあげて振り付けなどやらせてみたら?」と提案するらしい(ちなみにやらせても、本人は喜びも嫌がりもしない)。どちらがいいのだろうか?

→長男の発達段階としては、後ろから手を添えて踊りをさせても意味がない。まだ踊ることを楽しいと思っていないから。

もちろん後ろから手を添えて着替えなどの生活動作を教えることは、長男のように知的が重い子にも有効。生活動作の獲得は優先度が高く、必ず生活に役立つ。それを思うとお遊戯をさせることはそこまで優先度が高くないし、本人も意味を見いだせない。


***


次に、中途覚醒や早朝覚醒が増えたことを話します。寝入るのが早いと夜中に起きてしまうことが多いので、服薬時間を遅めにしていることも。先生は、

「中途覚醒は大変ですよね。今の薬の量はMAXではないので、少し増やしておきますね」

と言って処方箋を書いてくれました。

ちなみに、早朝覚醒してしまうのは仕方ないみたいです。先生によると、長男はあまり長く寝るタイプの子ではないらしいので。私も早朝覚醒に関してはそこまで困ってないので、別にいいかな。


最後に、最近の様子と私の思いを話しました。


「異食や、物を口に入れることが本当に増えました。弄便もあります。対策として、ロンパースをズボンの上から着せています」

「絶対触れないやつですね」

「はい、かっこ悪いですが…分かってはいるけど、なかなかいつも冷静には対応できません。感情的になってしまうことがしょっちゅうです」


時に長男に対して激しい怒りに駆られることがあり、自分でもわけが分からなくなります。

これは最近『リエゾン』という漫画で読んだのですが(ドラマは観てない代わりに原作読み進めてます)、怒りというのは二次感情と言われてます。つまり怒りという感情の前に、必ず一次感情が発生しているということ。その一次感情が何かを探ることで、自身の感じる怒りを分析できます。


長男に今さら何かを期待しているわけではないから、失望やもどかしさという感情はない。
私の一次感情は、未来に見通しの立たない不安、我が子の持つ障害があまりにも重すぎるという悲しみ、賽の河原の石積みのように繰り返しの日々で、報われない努力をしているのではないかという絶望。それが怒りとなって表出するのだろうと思いました。
長男は知的障害がかなり重い子で、支援学校判定が出るであろうという認識はある(だから、一応障害受容はしているとは思う)けれど、日々の世話と見守りで精一杯でどこを目指して育てていけばいいのか分からない。

これらをかいつまんで先生に話しました。先生は、笑顔の長男を抱っこしながら答えてくれました。


「(長男の障害の度合いは)その認識で合っていると思います。重度の子の親御さんは、育てていく過程のどこかでそのような感情を抱く方がほとんどです。でも、その感情がずっと続いている方は知る限りではいないです」

「いつかは落ち着くんでしょうか?」

「はい。問題に思える行動が出ている原因は、遊びが広がらないからなんです。でもいずれ遊びは広がります。そうしたらなくなりますから。長男くんみたいな子は支援学校に行ったら伸びると思いますよ。本人も楽しいと思います。支援学校では、楽しめる遊びを先生が一緒に探ってくれるんです。問題行動も落ち着くんです」

「遊びで、問題行動まで落ち着くんですか?」

「はい、楽しめる遊びが広がることで本人も落ち着いてきますので。地域の小学校に行くと、こういった子の場合時間を潰すだけになってしまうので、楽しくないしストレスも溜まってしまうかなと思います。今は、0歳の赤ちゃん向けのおもちゃを買ってあげるといいですね。感覚に訴えるものが多いので。今は遊べるおもちゃはほとんどないと思いますが、そのうちスイッチを押したらピカピカ光るおもちゃや音がするおもちゃに反応するようになると思いますよ」


『支援学校で伸びる子』という先生の言葉に少し希望が持てました。支援学校入学は2年後…長いなあ。終わりはないけれど、とりあえずそこを目標に頑張ろう。

伸びてほしい。この子なりに。

ひとまず、赤ちゃん向けのおもちゃをさらに増やそうと思います。今のところはがためと布絵本はあるけど、ガラガラなんかも喜ぶかもね。



病院頑張ったご褒美に、大好物の『たべっ子どうぶつ』を買ってあげました。

たったこれだけを買うのに大騒ぎ。

もう、買い物に連れて行くのは難しいかな。