114冊目は模範の殺意 中町信



Happy闘病Life♪


7月7日の午後7時、新進作家、坂井正夫が

青酸カリによる服毒死を遂げた

遺書は無かったが、世を儚んでの自殺として処理された

坂井に編集雑務を頼んでいた医学書系の出版社に勤める

中田秋子は彼の部屋で偶然行き合わせた

遠賀野律子の存在が気になり、独自に調査を始める

一方、ルポライターの津久見伸介は

同人誌仲間だった坂井の死を記事にするよう雑誌社から依頼され

調べを進めるうちに坂井がようやくの思いで発表にこぎつけた 

受賞後第一作が、さる有名作家の短編の盗作である疑惑が持ち上がり

坂井と確執のあった編集者、柳沢邦夫を追及していく


なんとこちら、40年前の著者の処女作のリバイバル作品

処女作ということもあってか若干文章に稚拙さが残るものの

その淡々とした文章に気がつけば引き込まれている

原作を知らないものでどのように加筆・修正が行われたかは

謎ではありますが決して古臭さは感じません


読み進めていくとなんとなく犯人はわかってきますが

まさかそんなトリックが隠されていたとは・・・


すごく単純なんだけど確実に騙される、充分楽しめる1冊OK